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(No.430)2015年3月3日

広島市長選挙(サンフレ社長出馬の意味)

「広島市議会議員 平野博昭」として、ホームページに掲載ができる日数が少なくなってきました。しかし、時間の許す限り、広島市の将来の都市像づくりのための提言は続けていくつもりです。

そこで、今、一番気にかかる問題を取り上げます。それは、広島市が決めなくてはならない「サッカースタジアム」建設の場所の問題と、それを主体的に使用する(株)サンフレッチェ広島と広島市との関係です。

ここに、広島経済レポートの記事ですが、(株)サンフレッチェ広島の会社紹介がありますので掲載します。

※ 画像をクリックすると別のウインドウでご覧になれます。

この紹介記事で現実と違うことが一つあります。一番下の「寸評」の部分で、そこには「第三セクターのJ1プロサッカーチーム」とありますが、(株)サンフレッチェ広島は第三セクターではないということです。まず、このことをよく理解していただいた上で、以下のことを読んでいただきたいと思います。

皆さんもご承知のとおり、今回の広島市長選挙に(株)サンフレッチェ広島の前社長が立候補を予定されています。現市長との一騎打ちの様相になるものと思われますが、多くの無責任な人は、何故、経営者がと首を傾げられているのではないでしょうか。

しかし、この構図をよく考えてみますと、行政(施設設置者)と使用者(サンフレッチェ)の責任者同士の戦いなのです。そして、広島市と(株)サンフレッチェ広島の間でこれから繰り広げられるであろう激しいバトルの第一回戦が始まったのではないかと思うのです。

市民の皆さんや広島経済界の皆さん、マスコミの皆さん、一番の大きな力を持っているサンフレッチェ広島のサポーターの皆さん等々大方の人は常識として、また自分勝手な解釈として、サンフレッチェ広島は未来永劫、広島市に在り続けるという思い込みを持たれているのではないでしょうか。

確かに、株式会社サンフレッチェ広島は、前身がマツダ(旧東洋工業)のサッカー部であるマツダサッカークラブで、Jリーグ設立当初からの10チームの一つです。このことは、行政や広島経済界、スポーツ関係者それぞれが堅い絆で結ばれた大きな力がそこにあり、また広島市民やサポーターの皆さんの熱意があったからです。

それが、ここに来て、社長の市長選への出馬は何を意味しているのでしょうか。多分、一番大きな原因は現在の行政との対話と信頼関係がなくなったからではないかと思われます。

過去の広島経済界では、二葉会という守護神がありました。これらのオーナー経営者が、広島市民に有益になるよう最大限の調整をされていました。近くは、中電の多田公煕氏、広銀の宇田誠氏がいらっしゃいました。

広島東洋カープの新しいスタジアムを旧国鉄貨物ヤード跡地に建設する際にも、当時の強力な秋葉市政の下で、日夜を厭わず、全ての面で、また全ての方向に気遣いと気配りをされるなどご苦労されたことが思い出されます。

そうして、努力していただいた結果、大輪の華として見事に咲いた結果が、現在の「マツダスタジアム」の盛況であり、カープの大躍進であったと思うのです。その原動力になっていたのです。

しかし、(株)サンフレッチェ広島と広島市との間でバトルが始まろうとしていることは、経済界、スポーツ界等全ての面で、広島市行政は信用と信頼を失ってきていることを示唆しているのではないかと思われます。

サンフレッチェ広島は株式会社です。戦いを挑む企業者からすれば覚悟の戦いのはずです。会社を生かすのか、あるいはこのままの状態でジリ貧になり、近い将来再び減資の行動を起こさなければならなくなるのか、企業は企業としての覚悟があるはずです。

そして、市長選に勝って、サッカースタジアムの建設を通して、市民と経済界、スポーツ界、サポーターの皆さんと広島市の活性化の為に一丸となって、新しい発想の下で、広島市の創造を目指そうという決意であろうと思われます。

また、負ければ広島市にはサッカー熱はないという判断の下に、資本主義社会の常識として、サッカークラブを必要とする都市、スポンサーへ身売りすることも視野に入れているのではないでしょうか。

これは、私が経営者、当事者であればと仮定した場合の私見であり、杞憂であることを望むものですが、皆さんはどのように思われますか。

次回以降も、引き続きこの問題について、私流の資料を付けて述べさせていただきます。