私の思い まちづくり・経済・交通 総務・人事 議  会 教育・文化
福祉・医療 平和・交流 その他 総合メニュー

(No.406)2014年1月24日

安佐市民病院の建替え(バブルの発想)

今年に入って読んだ本に気になる面白い箇所がありましたので、ここでご紹介します。一つは、サンフレッチェ広島をJ1リーグ2連覇に導いた森保一(もりやすはじめ)著の『一流』という書籍です。「一流」と書いて「はじめりゅう」と読むのだそうです。

帯には、

「サンフレッチェ広島を応援していただいたすべての方々の優勝だと思います。」

目先のリードに油断したウサギは、最後にカメに抜かれてしまう。ボクは、カメでありたいと若い頃からずっと思ってきた。最後に勝つのはカメ。 12年シーズンのサンフレッチェの成功は、たとえゆっくりでも最初から最後までずっと歩みを止めなかった、カメのごとき姿勢に一因があると思っている。

とあります。

このことは選手とフロント、サポーターの皆さん全ての強い信頼関係の構築があったからだと思います。

本文の中にも「信頼関係」の項があり、本文のリーダーとしての意識の広さと強さを感じさせられるものです。転記してみますと、

監督の座に就いた途端にオーラを出そうとしたり、高圧的な物いいになったりする指導者がいるようである。ボクは、「上から目線」にならないように心がけた。そもそも、ボクがそんな風になるのは、キャラ的に無理がある。どっちにしろ、そんなやり方をしても、選手たちの胸には響かないのではないか。
 それにオーラやカリスマ性は、出そうと思って出せるものではない。自ずと醸し出されてくるものだろう。

過度に力んでも、物事は、きっとうまくいかないだろう。だから、選手たちとの関係についても、「信頼されるようにならなければ」といった変な強迫観念は持たなかった。
 一緒に仕事をする以上、もちろんそういった関係は必要なのだが、それは、つくろうとしてもつくれるものではないように思えた。信頼関係ができあがったかどうかは、あとから結果としてついてくるものである。

自分がアクションを起こす上での判断基準は、「信頼してもらうため」ではない。それが「チームワークや選手個人のため」になるかどうか、成長につながるかどうかという1点だけだった。

とあります。

この文章を読んでいて、これらの事例が松井広島市長の発想であってくれればと思いました。主語を少し変えさせていただくと、

市長がアクションを起こす上での判断基準は「個人エゴ」ではない。それが「広島市や住民のため」になるかどうか。市民の利益につながるかどうかという1点だけだった。

となり、現在の安佐市民病院を可部町、安佐北の中心市街地から、広島県も県営住宅を撤去した全ての交通インフラも不便な荒れた土地への移転を発想されるはずはなく、多くの良識のある市民は、市長の発想を「何故」と、いぶかっているのが現状であろうと思います。

そこには、市長が中央官庁の役人生活のなかで最良の時期であったであろうバブル最盛期の発想であり、開発すれば儲かるという不動産業界の発想でしかないのではないでしょうか。

これからの地方都市は安心して、安全に財産の目減りもなく暮らせるまちがほしいのであり、現在ある中心市街地がさらに活性化する施策がほしいのです。

現在、広島市行政が進めている安佐市民病院の移転案は、まさに不動産に群がる利権行政の域ではないでしょうか。行政は市民、住民を巻き込んだ不安を掻きたて不信を煽るような施策の発信は絶対にするべきではないはずです。