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(No.392)2013年12月5日

安佐市民病院の建替え(市長の記者会見)

ここに11月29日(金)の市長記者会見の記録があります。安佐市民病院の建替えに係る記者からの質問に対する市長の答弁の一部です。

行政の基本の考え方に立ち返りましてね、蟻の目と鳥の目というようなものをよく勘案しながらですね、個別の問題に関して、これは鳥の目で判断すべきこととかね、これは蟻の目で判断すべきだという処理をしっかり施してですね、様々ある御意見に関して可能な限りのお答えですかね、こちらでの説明責任を果たした上で最終決断をしたいというふうに思ってます。

「蟻の目」「鳥の目」という事例の見方はありますが、見方の基準であり判断の基準ではないはずです。判断の基準は「人の目」であるべきです。「人の目」で物事を見て判断する「力」がない限り、ただ単なる唯物論的な情のない施策決定にしかならないと思います。

行政施策の決定や政治判断は人の温かさが反映されなければ為政者としては「失格」ではないでしょうか。

また、日頃から市長の話す語彙に気になるものがあります。斯く言う私に語彙力があるというわけではありませんが、市長はそれを補うためか語尾に必ず「ね」が付きます。

この「ね」が念押しなのか、説明不足の部分の後押しなのか、上から目線の押し付けなのかよく分かりませんが、「ね」「ね」「ね」の言葉は聞いていても、こうして文章に起してみても、発言の押し付けとしか感じ取れないのです。市長です。もう少し自信のある発言をしてほしいものです。

もう一つ気になる発言は、

建て替えるのに完了するのにどれぐらいかかるか、7年ですと言われたんですね、私は市長になって、4年しか任期がない中でね、ここで決めても、建て替えが終わるのが7年かよと、そうですよと。

です。

市長もそうですが、私たち議員も任期は4年です。政治も行政も「住民、市民のため」の施策展開でなくてはならないはずです。任期4年間ですべてを完結する大型事業や住民、市民のための施策はないのです。

市長は、広島市を「私物化」していませんか。もう少し余裕を持ち、住民への温かみを出し、市民の声に耳を傾け、自分の感性だけが激しく表に出る個人主義はやめてほしいのです。

次に、

地域の方の中では、この病院の建て替えっていうのを、移転するということであれば、ほかみたいに、可部線の延伸した場所ということと一緒にやろうというようなことで、それをやればいいと望まれる方も確かにおるということですね。

という答弁ですが、この中で「望まれる方も確かにおる」という表現ですが、この表現は市民、住民の多くの声ではなく、その土地に関係のある少数の意見であり、安佐市民病院建替え移転の重大な要件にはならず、一部土地所有者の個人的な意見でしかありません。あまりにも軽率な判断材料ではないでしょうか。

これだけの理由で移転を口走る市長は他に何か利権があるのでしょうか。市民、住民の「生命」を無視してまで我を張らなくてはならない理由は何処にあるのでしょうか。

その後では、

土地さえいただければね、同じように3、4年で片が付く。そうすると、その分の購入費とかがまた掛かってきます。そうすると費用はとなると、そういうふうにしてやる建て替えと移転して建て替えする予算があまり変わらなくなってくる。

と答弁しています。市長の提案した条件を満たせば、この判断が正しいはずですが、何故、「蟻の目」「鳥の目」が出てくるのでしょうか。ここには市長個人の「我」とか「欲」とかが顔を出し、その裏に潜む説明の出来ないものは何なのかが、市民、住民に大きな不安を与えているのです。

今回の記者会見での一番重要な部分ですが、記者の質問は、

電化延伸することは移転する場合の一つの判断材料には、プラス要因にはなっていることでしょうか。

で、その答弁が、

今はなりますね。

に続いて、

移転ということと電化延伸、それを絡めればですね、確かに地域づくりという視点からですね、プラスに働くということはおっしゃったようにありますねという評価は言いました。

との答弁ですが、何度も言うようですが、松井市長の地域づくり、まちづくりは、人口の増加とか新しい人の移入ではなく、現在ある可部のまちの人の移動だけで、安佐市民病院付近や可部駅付近の利用者の移転に限られています。

移転すればこの地域は必ず移動人口の増減になり、一方は活性化どころか衰退化の原因となり、地域住民の生活権、財産権、その上に安心・安全に暮らす生命の保障まで奪うことになるのではないでしょうか。

現地の場合でも、現地建て替えでうまく土地が供給できれば、期間は短縮できるという・・・もあります。

とありますが、私の聞いたことが空耳であればと願うものですが、市長は土地は譲渡すると言っているが、入居者が出て行かないと現在地での建て替えは難しい。入居者が居座ると言っているので現在地での建て替えは難しいとの説明をされているようです。

確かに一人の合意は取れていないようですが、その人は地方公務員のようです。誠意をもって説得すれば解決するのではないでしょうか。理由にならないような屁理屈をこねないで、一日も早く、安佐市民病院利用者や地域住民、市民へ安堵の心を与えてほしいものです。