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(No.380)2013年11月12日

JR可部線の延伸(経緯と必要性)

11月2日にJR可部線電化延伸事業促進のためのイベント(提灯行列)と祝賀式典があったそうです。当日は、松井市長、JR西日本広島支社副支社長と河井克行衆議院議員(自民党)、斉藤鉄夫衆議院議員(公明党)が来賓として参列されたようです。

11月初旬に電化延伸の事業化のための申請を国土交通大臣に提出されるようですが、そもそもは17.5億円の新規事業採択のはずが、踏切改良や立体交差、施設改良等の膨らみで、27億円(国:9億円、市:18億円)もの事業費を注ぎ込むこととなったわけです。

可部線の電化延伸については多くの人が疑念を抱いておられると思います。沿線住民だけでなく、他地域の住民や安佐北区以外の広い範囲の市民へも施策の説明をするべきではないでしょうか。
 広島市が出しているJR可部線活性化連携計画をご覧ください。

※ 画像をクリックすると別のウインドウでご覧になれます。

下側の図は、電化延伸地区の人口密度の図の上に延伸計画が示されています。人口密度2000〜5000人未満/平方キロメートルの地域への延伸でその終着駅とされる荒下地区は0〜1000人未満/平方キロメートルの地域です。何故、こんなに急いで事業決定しなくてはならないのか、多くの広島市民は疑問に感じているのではないでしょうか。

それが、前回の私のホームページで指摘した、中間駅の「学会」ありき、松井市長がJRと約束された終着駅の「安佐市民病院移転」ありきの計画だとしたら、これはやはり考えたくもない構図です。

上の図と比較してみて下さい。「新駅整備・中間駅」との表示がありますが、その地点は旧河戸駅だと思われます。何の「力」と「理由」で中間駅の位置が突然変更されるのでしょうか。理解に苦しむものです。

行政に駅の設置要件を尋ねると、安佐北区役所をはじめ行政施設が多くある地点は線路がカーブしているから駅は出来ないとの返事です。しかし、私の住んでいる西区の新井口駅は山陽本線ですが、カープの真っ只中に設置されています。

本来、新規に踏切は造らないとの決まりがあるようですが、特例で踏切が復活する等、何の言い訳にもならないことを述べられます。これも「力」の前に屈する行政の醜さでしょうか。

もう一つ、従来からの説明の「旧河戸駅の場所への設置が変更されたのか」の問いには「線路幅が小さいから」との返事でした。全ての返事は「創価学会文化会館」横の法人駐車場の場所ありきでの「中間駅」設置です。
 JR可部線の電化延伸事業の経緯をご参照ください。

JR可部線の電化延伸事業の経緯
年月内容
平成6年7月「可部駅・河戸駅間電化促進期成同盟会」が設立
(亀山南地区自治会、亀山地区自治会)
平成11年11月「第4次広島市基本計画」策定<別紙1>
・電化延伸等の輸送改善をJRと連携を図りながら進める
平成11年11月「新たな公共交通体系づくりの基本計画」策定<別紙2>
・電化延伸等により、サービスレベルの向上を図る
平成15年12月可部線可部・三段峡間廃止
平成17年3月「JR可部線電化延伸等連絡会」を設置
(電化促進期成同盟会、広島市)
平成20年9月「JR可部線活性化協議会」を設置
(JR西日本、関係バス事業者、広島市)
平成21年4月国の補助制度(法に基づき作成する連携計画に対する鉄道施設整備への補助)の創設
平成22年2月「JR可部線活性化連携計画」を広島市が策定<別紙3>
・電化延伸の実現に向けて取組む

電化延伸事業に対する国の補助金交付決定(新規事業採択)
平成22年3月「第5次広島市基本計画」を策定<別紙4>
・旧河戸駅付近までの電化延伸に取り組む
平成23年3月「可部駅・河戸駅間電化促進期成同盟会」が発展的に解消
平成23年7月「JR可部線利用促進同盟会」が発足
(可部地域町内会自治会、各地区のまちづくり協議会)
平成23年12月
〜平成24年8月
踏切に関する地元協議
・踏切の取扱いに関する地元説明会の開催
(沿線の8自治会を対象に延べ5回開催)
平成25年2月 JR西日本と広島市が電化延伸区間の事業実施について合意

平成6年に期成同盟会が設置され、平成25年2月に「JR西日本と広島市が電化延伸区間の事業実施について合意」されています。
 当初17.5憶円であった事業費もある日突然27億円に膨らみ、その理由も踏切の復活にはじまる利益供与にも似た工事費の増加です。市民が理解できるよう説明してほしいものです。

行政へ正式に「中間駅決定の経緯」と「中間駅と終着駅の乗降客の見込み数」を伺っています。この地区が投資金額に見合うだけの発展とJR可部線延伸部分に1人でも多くの利用者があればと望むものです。当然、松井市長が約束されたという安佐市民病院移転の条件での乗降客数でないことを望みます。