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(No.378)2013年11月5日

JR可部線の延伸と宗教施設の関わりについて

皆さんは、JR可部線の延伸と安佐市民病院の移転がセットで動き、そこにデベロッパー役の準大手建設会社などが関わっているだけの構図と思われているのではないでしょうか。大筋は正解なのですが、もう一つ、もし公共関連事業にあってはならない宗教法人が関わっているとしたら大変な驚きでしょう。

JR可部線延伸周辺の図面をご覧ください。

※ 画像をクリックすると別のウインドウでご覧になれます。

図の中央下の「創価学会交流会館」は6〜7年前に建てられたものだと思われます。この建設に合わせてJR可部線の中間駅が事実上誕生したのではないでしょうか。安佐北区役所へのアクセスであるはずでもなく(そうであればもう少し東寄りに位置するはず)、もし学会の影響を受けたのであれば、とんでもない話になります。

以前、ホームページで「例え公的病院や公共交通という公共性を謳ったとしても、民の区画整理やJRという私企業に対する『公』の利益供与にならないか」と述べましたが、宗教法人施設に対する利益供与というのは全く考えたくもない構図なのです。

そもそもJR可部線の可部駅以北は、廃止以前の経緯として旧河戸駅までの一駅区間に限って沿線地区から電化の要望があったものであり、新設路線として延伸するほどの需要は現時点では見込まれないし、将来的な発展も見込まれる地域ではありません。

安佐市民病院の移転が起爆剤になるというのであれば、都市構造のあるべき姿やまちづくりの在り方、合併協定に基づく地域サービスの提供を全く無視した暴挙であり、ましてや宗教法人施設も関与しているというのであれば開いた口が塞がりません。現場を何度も歩かれた上での結論であればなおさらのことです。

それとも安部内閣の国土交通大臣が誕生したのが平成24年12月で、JR可部線の電化延伸について広島市と合意したのが直後の平成25年2月ですが、このことは私の勘ぐり過ぎでしょうか。

もう一つ、『鉄道に関する技術上の基準を定める省令』第39条には、「鉄道は、道路(一般公衆の用に供する道をいう)と平面交差してはならない」とあります。

本来は、宗教法人駐車場となっている箇所の創価学会安佐北文化会館の正面入口はJR可部線の延伸がなければ既存の道路使用のはずですが、JR可部線復活になれば一般道路と鉄道の平面交差になります。

当初の計画が大幅に変更された証拠として「高宮中学校踏切」は原案の「廃止」から「復活」に変更されています。

公正、公明な市民に分かりやすい市政運営と安心、安全で安定した広島市の行政運営をしてほしいものです。

合併を経て安佐北区が誕生する背景には、地域住民の皆さんの知恵と我慢と譲り合いの「互譲互恵」の精神のもとでの広大な安佐北区が生まれたはずです。人口分布や地形的な特徴を配慮し、絶妙なバランスのもとに地域の公共施設を配置した状態を、完全に崩壊させるような行政を、為政者はするべきではないはずです。

重ねて申しますが、市長は選挙で選ばれる時はナンバーワンですが、市長就任ではオンリーワンなのです。万人に優しい気配りのある偏らない存在であってほしいものです。