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(No.349)2011年3月4日

『次期市長選について(その4)』

3月1日の中国新聞に面白い記事が二つありました。

一つは、現在、広島市議会の予算特別委員会で審議中の議案のうちの広島西飛行場の市営化方針に対する議会側委員と説明員である市職員との質疑のやり取りの模様を冷静に聞いた記者の判断記事です。

大見出しで、

「否決ならヘリポート」 市 批判の市議けん制

と銘打って、見出しに続く記事には、

今季限りで退任する秋葉忠利市長が昨年12月に表明した市営化の方針。市が定例会に提案している関連予算案などに関し、市議からは「新市長が市営化の是非を判断すべきだ」と批判が相次いだ。市は「もし否決されれば、県が求めるヘリポート化を受け入れざるを得ない」とけん制した。

とあります。

また、審議の内容として、

「退任する市長が決めた方針を認めれば、議会も責任を問われる」「現時点で東京線就航の確証がなく、判断材料も少ない」など市営化に否定的な発言が目立った。

これに対し、秋葉市長は、・・・「今回の予算案は市営化の判断材料を議会や市民に提供するためのもの。否決すれば、判断材料がないままとなる」

と伝えていました。

さらに、「広島西飛行場の市営化で今後想定される主な経費」として

管理運営費                    年間約2〜3億円台
                      ※(10年間で20〜30億円)
整備計画策定など                   約1億3千万円
滑走路改修                       約40億円
(広島南道路の建設に伴い一部かさ上げ)
ターミナルビル建て替え・機器更新         約50億円
県有地部分の買い取り                約100億円

ということも紹介されていました。なお、※部分は付記しています。

管理運営費は毎年ですが、これらを単純に加算しますと合計で約194億3千万円にもなります。それも10年のうちに約220億円の経費が掛かるのです。それ以外にも地元観音地区への地元対策費が必要ですが、そのためには地元と合意することが必要です。つまり、県との合意だけでは飛行場の市営化は果たせないのです。

しかし、今までにも、行政が広島市民との約束事を履行してこなかった事例がたくさんあることを考えますと、地域住民の立場からすれば、秋葉市政の進め方は、到底信頼するに値しないと思われているのではないでしょうか。

最近の一番いい例が、西風新都に3月に開館する西風館(斎場)の建設に係る地元対応です。広島市は、西風新都、特に伴地区の住民の皆さんに対して、斎場とごみ焼却場をセットで、大変ご無理を言ったはずです。

この無理に対する条件としての一つが地域活性化の源である「外環状線」の建設であったはずです。しかし、何の進展もないまま、糸口さえ見つけないまま、行政としての誠意も示さないまま、冷徹に建設事業だけは遂行されたのでした。

住民の皆さんは、市民として、迷惑施設を分担することには反対ではないのです。しかし、そうした住民の方が持たれている市民としての使命感を見事に裏切ってしまう、約束を守らない秋葉市政での「欠陥行政」の表れがここにあります。現状は、地元の皆さんは、行政との約束はできる状況にはないのです。

この度も、秋葉市長は「今回の予算案は市営化の判断材料を議会や市民に提供するためのもの」と説明されていますが、秋葉市政を体感している者にとっては、虚しく、空々しく、空虚な内容のない、完全に市民と議会を愚弄している言葉としか取れないのです。

県・市の調整期間は1年間もあったはずです。何故、その期間に、市民と議会に説明されなかったのでしょうか。やめる間際のこの時期に、突然提案され、時間がないと開き直られる秋葉市長の市民・議会無視の無節操さは何なのでしょうか、改めて、痛感します。

もう一つは、動画サイトで、五輪構想説明という見出しで掲載された記事です。

またまた、秋葉市長好みの一方的に自己主張するだけですむ動画投稿サイト「ユーチューブ」へ投稿したことを伝えるもので、ネット上で15分、五輪の意義を力説されているようです。

その記事によれば、

招致の判断を4月に誕生する新市長に委ねた経緯も説明。「世界では広島で五輪を開くべきだとの大きな流れができつつある。次期市長は前向きに取り組んでほしい」とする。また、中国新聞社が昨年11月に実施した世論調査に触れ「20代はほかの世代に比べ五輪の期待度が高い結果が出ている」と紹介した。一方、世論調査全体では招致反対が44・5%で賛成の27・1%を上回ったことには触れていない。

ということが述べられていました。

このことも、秋葉市長の「私が一番」で、以下のものは「絶対服従」の偽善的・独裁的な性格が表れていると思いますし、過去の事例で、8月6日の平和記念日での市長の平和宣言の中で「唯我独尊」との表現を使われかけ、有識者やマスコミ、多くの市民に諌められて表現を変えられたことを思い出します。

こうした秋葉市長を3期12年間も広島市民はよく我慢されたと思います。4月には、公平な判断ができる新しい市長を選んでください。

さて、今回の取り上げました「広島西飛行場」や「五輪開催」の議案が秋葉市政継続の「約束手形」であり、その議案を可決させ、次期市長に継承さすことが秋葉市長の最後の仕事であり、その為にも、あの手この手で努力されており、約束手形を落とすためにも、秋葉市長の意中の人物を選挙戦に出さなければならなかったのだと思います。

過去のことになりますが、平成20年6月20日提出の第87号議案、「副市長の選任の同意について」を掲載します。

この議案に記されている事実に対する単純な疑問なのですが、通称の豊田姓で社会活動をされることの意義は何なのでしょうか。夫婦別姓で、しかも単身赴任で、約120万市民の責任者・首長、市長の激務がこなせるのでしょうか。上がある「副」と比べ、絶対権力者である市長の重圧と責任は想像を絶するものがあるはずです。

私自身の感性が、多くの人と少しずれがあるかもしれませんが、このことは一人の一市民としての単純な疑問です。選挙という市民が公平な判断と決断をする時がすぐに来ます。女性だから出来ないのではなく、人として公平な判断ができる個人情報を一日も早く開示されるべきです。

個人情報の開示に関しては、秋葉市長の方が数段上で、その点からすれば、彼の方が市民目線からしては信用できます。また、彼も出身地は他県であっても、長期間にわたって広島市で生活をされ、実績を積み、家族、親族も多くの友人もつくられました。良いも悪いも、相性が合う、合わないは別にして、広島の市民であり、「決裁印」を持つ最高責任者としての過剰な自覚もあったように思います。

それに比べ、秋葉後継者として手を挙げられた前副市長は何も公表されていません。約2年間の広島での単身赴任で、「広島が好きになった」という理由だけで、市長選に手を挙げられるとは、秋葉市長以上の自己過信者でしょうか。

ただ、女性だから、女性であれば何でもいいという時代は過ぎたはずです。多くのマスコミの皆さんが感じられていることは、前副市長のことは、約2年間、何も分からなかったということであり、今、分かっていることは、秋葉市長の「みこし連」のリーダーである河野女史と市議会議員の馬庭女史が司令塔で、連合広島の事務局長や民主党の指導者も消えてなくなり、あくまでも秋葉主導の「秋葉傀儡市長候補」になられたのではとのことだけのようです。

分かりやすい候補者であってほしいものです。4月10日はすぐに来ますので、好きとか、嫌いとか、男性とか、女性とか、かっこいいとか、色気があるからとかの表面的な判断だけでなく、本当に今の広島市を誰に託せばいいのかの判断をする材料(資料)を示してほしいものです。
市民の皆さんの冷静で公平なジャッジを期待するものです。