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(No.338)2011年1月13日

『マグサイサイ賞受賞を祝う会を取り巻く不可解さ(その2)』

秋葉市長の突然の引退表明に驚きを隠せないのですが、一方では、よく12年間も精神的にも体力的にも持ったなと思います。引退を表明する理由は、常識的に考えるなら「事件か事故か健康上の問題か家庭の事情か政策の行き詰まり」のどれかに当てはまると思われますが、あえて、その理由を詮索するつもりはありません。

しかし、昨年12月の秋葉市長の「マグサイサイ賞受賞を祝う会」に関しては、資料も整えていましたので、その疑問点を論じてみたいと思います。ただ、日ごろから用心深い秋葉市長にしては、誠に不用意な祝賀会の開催準備ではないかと思われてなりません。

さて、12月3日の中国新聞の記事を要約しますと、

2日夜、南区のホテルであった。地元各界から900人が出席した。広島市議会の議長と広島商工会議所の会頭が開催を呼びかけた。発起人は政治や経済、平和、文化、スポーツなど各種団体の関係者73人が名を連ねた。会費は1万円。余剰金は、秋葉市長が会長を務める平和市長会議に寄付するという。祝う会は非公開。マグサイサイ賞の賞金は5万ドル。

ということでした。

そこで、政治資金パーティーについての見解を広島市選挙管理委員会事務局に問い合わせてみました。その回答を文書でいただきましたので、要約して紹介しますと、

政治団体以外の者が特定パーティー(当該パーティーの対価に係る収入の金額が1,000万円以上であるもの)になると見込まれる政治資金パーティーを開催する場合には、当該政治資金パーティーを開催しようとする時から政治団体とみなされる。(政治資金規正法第18条の2)
   なお、政治団体以外の者が開催する政治資金パーティーが特定パーティーになった時も、同様とする。

ということが総論で、
  1. 政治資金パーティー
  2. 催物が特定パーティーに該当するか

政治資金パーティー(特定パーティーを含む)とは、「当該催物を開催した者又はその者以外の者の政治活動に関し支出するもの」とされていることから、特定パーティーであると認定されるためには、当該パーティーの残金が、当該パーティーの主催者又はその者以外の者についての政治活動に使用されるものであるか否かについて、その実態に即した事実認定が必要である。このため、選挙管理委員会において、ある催物が特定パーティーに該当するか否かについての判断はできない。(司法(警察・裁判所等)の判断に委ねることとなる。

というものでした。

また、政治資金規正法の所管は広島県選挙管理委員会だそうです。
   広島市選挙管理委員会からの回答書を掲載しますので、読んでみてください。結論は白でもない、黒でもなく、現時点ではグレーゾーンではないでしょうか。



政治資金パーティについて
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次に、「マグサイサイ賞を祝う会」には代表責任者がいないのです。市民を巻き込んだ大きなパーティーに責任者、代表者不在は全く無責任です。クリーンを叫ばれて登場された秋葉市長と市長周辺の人々が開催されるお祝いのパーティーのはずです。

案内状((332)2010年11月30日『マグサイサイ賞受賞を祝う会を取り巻く不可解さ』)には会費の振込口座と口座管理の小坪則子が表記されているだけで、素人的に解釈すれば会費だけが必要なのですとの発信でしかないのではないでしょうか。

しかも、事務局は開催場所の「プリンスホテル広島内」です。名誉も責任もある人を祝うパーティーでは決してしてはいけない催しだと思います。一般市民の目には、単なる金儲けのパーティーとしか映らないのです。何年か前の広島県知事のパーティーと同じようにしか思えません。質は同じでも、感覚的には秋葉市長の方が市民を欺いているのではないでしょうか。

パーティーの収入がいくらなのかは当事者でないと分かりませんが、発起人は73名で、単純に1人10枚の割り当てでも730枚になります。発起人の中には30枚の割り当てがあった人もいるようですし、広島市議会議員にも配られました。

私の所へも個人的に複数、郵送で来ました。何故、と尋ねると秋葉市長の奥さんのお父さんが100枚持ってこられて配布先がないので会員へ郵送しましたとの返事がきました。他にも色々なお話がありました。それやこれや、斟酌すると1000枚以上のパーティー収入があったのではないでしょうか。

公職の秋葉市長の祝賀会ですし、名誉あるマグサイサイ賞受賞の祝賀会のはずです。市民にも分かりやすく説明するべきではないでしょうか。

ここに、発起人の人々と広島市行政との関わりを、調べられるだけ調べて一覧表にしてみましたので見てください。ほとんどの人が行政と深い関わりがあります。ここまで来ると、どことなく行政の圧力か、成績表か、恫喝か、利権か、なんとなく理解しがたい発起人の人選のようです。どなたが、人選をされたのでしょうか。行政がよく分かっている方の人選としか思えません。



発起人名簿
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最後に、パーティーで益金の寄付先を指定されている「平和市長会議」のことです。
   皆さんはこの平和市長会議がどこにあるのか、どんな団体なのか御存じですか。平和市長会議の事務局は「財団法人広島平和文化センター」の中にありますが、会長は秋葉忠利で、理事長はスティーブン・リーパーです。彼は秋葉市長の長年の友人で、3年前ぐらいに突然就任され、周囲も驚いた人事だったのではないかと記憶しています。

秋葉市長の友達人事は、女性助役に就けようとした猪爪範子氏に始まり、前広島地下街社長で現在は広島高速交通の中村社長といった人事がありますが、人事ですので、市議会が異論をはさむ余地はありません。ただ、首長の権限の強さは脅威で、4月の市長選挙では市民の皆さんの良識を信じるだけです。

また、平和市長会議の広島平和文化センターでの位置付けは「国際部」の中の「平和連帯推進課」の中に事務局があります。



平和文化センター組織図
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これは、荒木市長時代の世界平和連帯都市市長会議からの単なる延長の一組織で、秋葉流に名称を変更しただけです。歴史を紐解けば、秋葉市長の独自発想の自慢の組織ではないのです。

しかも、秋葉市長の海外出張の目的の中には必ず「平和市長会議」への勧誘と加盟市との打ち合わせが入っています。下衆の勘繰りですが、議会の監査が行き届きにくい広島平和文化センターを間に入れることで、出張旅費のかさ上げがあるのではないかとも勘ぐられるのではないでしょうか。

広島市も平和文化センターも最高責任者は秋葉忠利氏なのです。
   このような状況について、市民の皆さんはどのようにお感じですか。