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(No.324)2010年9月30日

『オリンピック招致について(その19)』

田中利幸・広島市立大学平和研究所教授が『ニューススパイラル』に新しい提案をされています。

今回の提案内容はここでは省略させていただきますが、ただ、その提案は、7月にはその田中氏のもとに、広島市役所のオリンピック誘致担当職員のうち2名が説得のために『ご説明』に訪れたそうです。そして、田中氏がその時、市に対して提案した「代替案」であるということが紹介されていました。

田中教授には、わざわざ個別に『ご説明』に行かれたということですが、広島市行政のみならず、市民にとりましても、大変重要な事項であるにもかかわらず、私たち広島市議会議員に対しては、これまで総務委員会での報告のみで、このような個別の『ご説明』は何もなかったのは事実です。(ここにきてやっと、9月28日の本会議終了後に、全員協議会で説明されることになりましたが…。)

秋葉市長が、「何時」・「何処で」・「誰と」・「どのような条件で」、オリンピック広島招致案を決められたのか、私たちにとりましては、「不透明極まりない事業」であるということが言えると思いますし、全く「長野オリンピック騒動記」にあるような状況に似てきているとも思うのです。

確か公約では、秋葉流の行政は、施策も、財政も、人事も、あらゆる行政システムは透明であったはずです。それが、最近の秋葉市政は、独善的で、全てが不透明な分かりにくいものになっているようです。そのため、全てが暗い雰囲気の中にあるように思われます。

何かすれば、何かあれば、自分が不利な立場になれば、瞬間的に癪(しゃく)に障れば、自分に思うようにならなければ等々、秋葉市長のご機嫌如何で、雷がおちたり、ヒステリックな反応が現れたりと。ある種の人達には、この上なく面白い広島市政のようですが、多くの善良な行政マンにとっては悲惨な状態のようです。

それは、職員の仕事ぶりに表れています。つまり「指示待ち行政」であり、「市長のご機嫌取り行政」ということなのです。何もしなければ「雷」も「ヒス」も「強権」も見なくても済むのですが、反対に仕事をして、何か少しでも気に入らないか、思うようにならないと、瞬間湯沸かし器のように、すぐに「火」がつき、手に負えなくなるという話を最近よく聞きます。

つまり、「独善」であり「独裁」であり、かつて平和宣言で使い、指摘されてやめられた熟語「唯我独尊」の世界に自分自身が入り込んでいるのではないかと思われてならないのです。

市長には、誰に対しても、分かりやすい言葉で、丁寧に説明することが求められているのではないでしょうか。今回のオリンピックの招致に関してもそうですが、そのことを、職員も、議員も、経済界も含めて全ての市民が望んでいると思うのです。

ところで、9月28日に「2020年ヒロシマ・オリンピック基本計画(案)」が発表されました。この計画(案)は、オリンピックが広島市で開催できるか、できないかの判断をするためにお金(税金)を掛けて作成されたものです。

しかし、その内容たるや、無理に無理を重ねて、無理やり作成したとしか言いようのない、到底、本気でオリンピックを広島で開催する意思があるとは思われないものでした。本気で真剣に広島市と市民の立場になれば、このような薄っぺらな内容のない計画書(案)は提示されないはずです。

噂によれば、秋葉市長は、頻繁にJOCへ通われているようですが、現在の広島市政の規模からしても、市民の盛り上がり度からしてもオリンピックが広島市でできるとは到底思われません。しかも、もしも、オリンピック招致活動のどこかで失敗すれば、掛かった経費だけでも膨大なものが無駄となるのです。

この度も、市民の皆さんに、「アキバマジック」をかけているだけなのです。 騒ぎを起こして自分だけに目を向けさせる、お騒がせマンと同じ手法のように思われます。自分(個人)のPRのためではなく、広島市と広島市民のために、今、何をすべきなのかを、真剣に考えて欲しいものです。

ここに、「2016年オリンピック・パラリンピック競技大会招致活動報告書」(平成22(2010)年2月・特定非営利活動法人・東京オリンピック・パラリンピック招致委員会編集)の全582ページにもわたる報告書があります。比べてみても広島市の招致計画書のやる気のなさが如実に感じられるものです。

報告書のさわりを載せますので、お読みください。なお、全文は東京都のホームページに掲載されています。