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(No.310)2010年6月22日

『重粒子線がん治療施設事業』

久しぶりのホームページになりますが、前回掲載以降も市政にまつわるいろんな動きや情報が入っていました。ここに書き溜めていたものを本日から連続して掲載していこうと思います。

まず、今となっては少し古い情報ですが、3月20日から草津沼田有料道路(トンネル部分)が無料になり商工センター方面へ抜ける交通量が飛躍的に増えました。この道路の利用者にとっては大変喜ばしいことです。その上、国道2号線に抜ける交通量も減り、慢性的な渋滞の2号線への負荷も少しは軽減したのではないでしょうか。この不況の時期に計画通りの無料化は大変な朗報です。

さらに、6月1日からは広島市民病院の外来患者さんと見舞い人の広島市中央駐車場が一定時間無料になりました。この案件は市民病院が新築されたときに中央駐車場との間に地下道を取り付けたときからの懸案でした。当時を思い出すと駐車料金の問題と地下道の取り付け位置での熱い議論が昨日のように思い起こされます。

草津沼田有料道路も市民病院の地下道位置と付属の駐車場との料金の整合性で宮本市議が熱く議論されたことが、やっと実ったのであり、議員が自分の思いを信念をもって言い続けることが本当に重要であることが実証された良い例ではないでしょうか。

病院事業で思い起こされることは、「重粒子線がん治療」施設事業です。広島市議会有志で4月14日に元広島市助役で元福岡市副市長であり現在は佐賀県で九州重粒子線施設管理株式会社の山野宏社長を招き、重粒子線がん治療の重要性と、施設会社立ち上げの方法と課題をレクチャーしていただきました。これからの、がん治療と施設の重要性とこれからの課題の大きさを学びました。

そんな中、4月30日の有田芳生氏のホームページに「重粒子線『がん治療』が政府の政策へ」との記述がありました。その記述の中で広島市でも大変参考になり、がん治療の先端都市になれるヒントがあります。

その一部を紹介します。

国際医療都市を全国12ヶ所に建設し、国内がん患者50万人のみならず、海外からも患者を呼べば、宿泊だけでなく、観光振興にもなる。開腹手術はしないから、治療を含めた約1ヶ月間は、じっとしているわけにもいかないだろう。『医療の産業化』と言えば誤解を生むかもしれないが、『富の創造』には新しい発想と仕組みが必要だ。

(この後、海外の事例が紹介されています)

(締めくくりとして)日本は医療・福祉・介護・教育・環境中心の産業構造に転換しなければならない。その一環としての国際医療都市構想だ。

広島市は、ここに紹介されていることを参考に、被爆者医療の充実と多くの人の願いである「がん治療」が出来る、最先端医療が施せる都市に変身するべきではないでしょうか。

このことは、民主党の平成21年12月の「新成長戦略(基本方針)〜輝きのある日本へ〜」の中にも政策としてありますし、3月4日の日本経済新聞・大阪夕刊では「患部狙い撃ち、副作用少なく、重粒子線がん治療海外へ、文科省、技術供与普及後押し」の見出しで次のような記事があります。

重粒子線治療技術の普及推進は政府が『ライフ・イノベーション』を戦略分野の一つに掲げる新成長戦略にも沿う」とあり、「政府の新成長戦略では日本が強みをもつ医療技術を輸出し、産業振興や国際貢献につなげる方針。重粒子線治療技術はそうした取り組みのさきがけとなる可能性がある。

秋葉市長は広島大学跡地利用検討委員会に提案のあった「重粒子線医療施設」の提案を、どなたの意見であるのかは知りませんが、残留放射能が蓄積するとの理由で計画が没にされたことを思い出します。今でも本当に残念だと思っています。広島市には、ぜひ欲しい施設です。

記事の最後にわかりやすい解説がありますので、再び紹介します。

重粒子線がん治療は、炭素の原子核を光速近くまで加速し、一気にがん細胞に当てることで遺伝子を傷つけて破壊する。従来の放射線治療よりも威力が2〜3倍強い。患者の身体を装置に固定し、誤差1〜2ミリでがん病巣だけを狙い撃ちにする。日本では放射線医学総合研究所と兵庫県立粒子線医療センター(兵庫県たつの市)にあり、群馬大学でも近く治療を始める。

重粒子線治療を受けた患者は世界で5342人(昨年2月時点)。大部分が国内だ。肺がんや肝臓がん、前立腺がんなどに使われている。装置の建設費が高く、治療費の自己負担額は300万円前後。自己負担なしに重粒子線治療が受けられる先進医療特約付き民間医療保険もある。

広島市が一日も早く、がん対策・治療の先進都市になることが、安全に安心して住める都市づくりの「核」になるのではないでしょうか。