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(No.299)2010年3月18日

『広島市の歴史と秋葉流の都市開発(Part4)』

旧市民球場跡地利用を真剣に考えれば考えるほど、色々な問題点が発生してきます。広島市民にとって、今すぐに、何が必要なのかの結論は誰にも出せないと思われる状況です。時間をかけて、市民と対話しながら、多くの人が納得のいく施策を考えれば良いと思います。

今の広島市は、市民の間で多くの異論がある「折り鶴ホール」を案として掲げていますが、これは、秋葉市長が新球場設計コンペの選考委員長を委嘱された建築家の「池原義郎氏」の作品です。

池原氏の広島市での代表作品は広島プリンスホテルがあります。当時「ホテル建設のためのプリンスホテルの工事担当責任者が、秋葉市長の盟友であり、現在は広島高速交通株式会社(アストラムライン)社長の中村良三氏」と聞いております。

このことが事実であれば、池原・中村・秋葉の三人の交友関係は随分以前からあったのではないかと推測されても言い訳のつかない状況ではないでしょうか。

週刊誌や新聞の三面記事を好む面々は、何故、新球場設計コンペの選考委員長が「池原」であったのか、その上、旧球場跡地事業計画コンペの優秀案が「池原作品」なのか、さらに、その作品が、何故秋葉市長が随分以前から主張し続けている「折り鶴」をテーマとしている施設なのでしょうか。

市民の間では、今でも多くの異論がある折り鶴保存施策の折り鶴を冠した「折り鶴ホール」と命名された作品を出展されたことは、名誉ある著名な建築家の良識を疑うものです。

それと同時に、何故このような状況で、危険をおかしてまで池原作品を了承したのか、行政の態度も疑うものです。何度も使った諺ですが「李下に冠をたださず」ではないでしょうか。

高齢で著名な人格者を「渦中」に巻き込むべきではないと思います。なるべく早い時期に、行政が自分の責任で名誉を傷つけないような結論を出すべきです。

また、旧球場跡地利用の将来の「整備イメージ図」を丹念に精査して見ますと、折り鶴ホール以上に驚き、あきれる施設があります。それは「観光バス駐車場機能」です。

観光バスの駐車場の整備は長い間の広島市政の懸案事項です。観光バス駐車スペースを確保することには全く異論はなく、早期に解決するべき施策ですが、広島市が提示している場所が本当に市民の納得いく場所なのでしょうか。

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(1)整備イメージ図

この整備イメージ図を良く見てください。観光バス駐車スペースは「こども文化科学館」「こども図書館」と「ファミリープール」と「ハノーバー庭園」のまん中の一等地です。

しかも、この駐車場への進入路は、城南通りから県立体育館とファミリープールの間の狭い進入路しかありません。大型バスが体育施設と子供施設の間を出入りすることは重大な事故につながるもとですし、こどもを最優先で保護しなければならない行政が考える施策ではないはずです。

今、秋葉市長は『子どもの権利に関する条例』の制定を盛んにアピールされています。「こども」「青少年」を最優先の施策として実施しようとしている行政が、重大な人身事故につながる危険性を多分に含む施策を市民の前に公然と提示するのは、よほど、どこかに何らかの「借り」か「作為」があるのではないでしょうか。

都市公園指定の区域の中に観光バス駐車スペースを確保することが許されるのであれば、市民や観光客にもっと受け入れやすい場所は他にもあるはずです。

例えば、城南通りの反対側の中央公園の基町高層アパート側の住民に被害の少ない場所とか、知恵を出せばまだまだあるはずです。

もう一つ、以前から議論のあった広島市の遊休地が広島厚生年金会館の北側にあります。今までに、何度か観光バス対策と駐車場設置の議論がされた土地です。ここであれば、都市公園を傷つけることなく、誰にも迷惑のかからない広島市の遊休地です。

旧市民球場跡地利用計画はもう一度、一から時間をかけて、再検討されることを望むものです。

秋葉市長は旧球場跡地利用の「空間づくりのイメージ図」をご自身で、真剣に検討されたことがあるのか甚だ疑問に感じます。『子どもの権利に関する条例』を真剣に考えておられる市長であれば、ほんの少しでも大切な「こども」の命にかかわるような施策は絶対に了承されないと思います。ただただ市長の良心と良識を信じるだけです。

イメージ図の中に、もう一つ、広島市行政の「横暴」を如実に示している事例があります。それは、広島市の市有地(1,059m2)です。旧市民球場跡地の広島護国神社とPL教団の裏側の道路にも接続していない自転車置場の土地です。

その土地が広島市作成のイメージ図では、レストハウス機能(森のパビリオン)との表示で、「メルパルク広島」横の角地の一等地に出てくるのです。その裏側の資産的には少し落ちる場所に広島商工会議所移転用地が置かれています。口の悪い人が、「会議所もお上の意向には背けないのかな」と言っておられました。

しかしながら、この土地は日本国民の財産である「国有地」です。しかも、その上、現在も市民が「憩う」中心市街地の中にある国指定の都市公園です。もっともっと市民、国民が理解できる説明をされるべきですし、広島市は「秋葉市長一人のもの」ではないはずです。

その上、このイメージ図では、広島護国神社もPL教団も広島市青少年センターも消えてなくなっているのです。行政だからこそ、民有地や既存の施設には細心の注意を払うことが主権を大切にする民主主義の基本ではないのでしょうか。

ここに行政が説明した資料があります。それには「護国神社・PL教団や商工会議所が移転し公園緑地として検討する場合は国が3分の1の補助」とあります。その残りの3分の2は広島市が負担し、公園として位置づけるのです。

不便さも不都合をも感じていない今ある都市公園の形態を形式的に変更するだけの案に、現在の広島市に多額の財政負担をする余力があるのでしょうか。もし、財政に余力があるとすれば、地域住民に還元する施策は無限にあると思います。

また、「跡地の活用は、広場として使用したい」とあり、菓子博とセットかの問いに対しては「どうせ活用するなら、セットがベストだと思っている。しかし、菓子博とは完全なセットだとは思っていない」と説明しています。

もう一つ、「折り鶴ホールはNPOを立ち上げた池原氏が建てる。構築物の権利関係の地上権や借地権の問題では、広島市としては寄付として受け取るつもりはない」との意思を表明しています。

国有地で、しかも都市公園のど真ん中に「民」の施設の「折り鶴ホール」が鎮座している光景、しかもその施設はNPO法人が運営するのです。

営利を追求する民間企業でも長期間にわたってこのような施設を営業し続けることは不可能です。責任の所在がもう一つ不透明なNPO法人が未来永劫続くと信じられている秋葉市政の不思議な光景ではないでしょうか。

市民にとって、利便性の上からどうしても必要な施設であれば行政が責任をもって建設すればいいのではないでしょうか。

毎日新聞の「どうなる旧市民球場」にも掲載してありますが、多くの市民にもハガキが届いているようです。似顔絵の雰囲気が何とも、絶妙に秋葉市長に似ていますので紹介します。

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(2)ハガキ