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(No.250)2008年10月29日

『平成19年度決算について(Part4)』

大阪府における経常収支比率の推移を示すグラフと年度別表がありましたので紹介します。

このグラフと表をご覧になって、皆さんはいかがお感じでしょうか。ご覧のとおり、平成2年度から19年度までの決算で、経常収支比率が100%を超えた年度が12回もあり、財政が完全に硬直化していることが窺えます。

これは、バブル経済崩壊後、景気対策として公共事業を進めたものの、景気後退や企業の東京流出で、収入の柱である法人税収が落ち込む一方、人件費の負担が増加するなどした結果、財政の硬直化を招いたのではないかと考えられるわけですが、こうした閉塞感が漂う大阪府政の刷新を求めて、府知事には新鮮な人物が就任されました。

その新府知事の下では、良い意味で、マスメディアを活用しながら、府行政組織の大改革と財政再建、さらに、一部公務員の意識変革等々府政の健全化と透明化に向けて大変な努力がされているようですが、並大抵の取組では、府政の建て直しは困難とも思われます。橋下府政には、すべての面で、抜本的な改革が必要ではないかと考えますし、そのことを期待したいと思っているところです。

しかし、そうした大阪府の状況は決して他人事ではないのです。これまでも指摘してきましたように、広島市においても、その財政状況は確実に硬直化してきているのです。

秋葉市長は、『夕張化』を防いだと声高に言われますが、財政の硬直化の面では、確実に『大阪府化』を招いているのではないかと懸念していますし、早期に抜本的な改革ができる市政に変革しなければ、『大阪府化』するのは目前だと言っても決して言い過ぎではないと思います。

大都市と言えるほどの基礎体力を持たない広島市で、しかも、世界同時不況に陥りそうな現在、広島市民の多くは、将来の経済、所得、雇用といった日常生活に関することで多くの不安を抱えつつあるだけでなく、格差の拡大といったことも生じることが懸念されてきている時、市民生活を預かる行政のトップとして、10月28日の中国新聞の「市長往来」の記事にあるように、「米国出張中」(10月27日)の余裕はないはずです。

まずは、平成19年度の決算の状況を踏まえ、検証、分析した上で、市政全般での経費の大幅で大胆な削減が必要なのではないでしょうか。市民の皆さんはいかがお感じでしょうか。




(※11月10日追加1(言論封じではないか))

航空自衛隊の田母神幕僚長が書いた論文の公表に端を発し、当人の更迭だけでなく退職金の返納、挙句の果ては同様に論文を応募した複数の自衛官の責任追及にまで騒ぎが大きくなっています。論文の内容はご承知のとおり「先の大戦は日本の侵略だったのか」との疑問を呈しているものですが、個人の思想を披歴したものに対して異常なまで圧力をかけようとする報道姿勢ではないでしょうか。

そもそもこうした問題については、これまでにもメディアは意図的に、国際社会の大問題につくり上げようとしており、今回も論文の内容が対中国、対朝鮮半島を意識した場合、相容れないものだったからに他ならないのでしょう。

確かに内容からすれば、過去に閣議決定してしまった政府見解、いわゆる「村山談話」に反するということなのでしょうが、これはその名のとおり、あくまで見解であり、国会議決を経た国是ではありません。しかも、今回の論文は個人の思想を単に述べたものであり、例えば、航空自衛隊トップとして国の政策を左右するような内容を論じたものではありません。

組織のトップという立場がけしからんだとか、手続きを踏まずに公表したことが問題だということであれば、そこを批判すればいいのであって、現に対立意見がある内容(歴史観)について意見を述べたからといって即座にそれを封殺するというのは、メディアにあるまじき言論封じではないでしょうか。これでは己が己の首を絞めていることになります。

ここで、敢えて政府見解について異論を唱えるつもりはありませんが、今後、参議院の委員会に田母神氏を参考人として招致されるようであり、その場で、そもそも綿密な検証なくして示された「村山談話」に対する議論が深まればと願うばかりです。決して糾弾であってはならず、メディアも冷静に報道してほしいものです。

どこの組織にも言論封じの動きがあるようであり、その結果、トップがイエスマンばかり側近に集めている自治体もあるようですが、もっと自由闊達な議論ができるような環境が必要ではないでしょうか。当然、節度がある中での議論でなければならないのですが、皆さんはいかが思われますか。




(※11月14日追加2(私の市政報告))

広島市の平成19年度決算の状況に関しては、私の「市政報告」としても取り上げてみましたが、より多くの方々にも、そうした私の「思い」をお届けしたという気持ちを持っていることから、この度、葉書で出しました「市政報告」をこのホームページでも紹介させていただきます。











今回の市政報告は、詳しく言及するよう心掛けて作成したつもりですが、限られた紙面という制約もあり、振り返ってみますと、言い尽くせない部分もあったかと思いますが、これまで、「平成19年度決算について」と題して、このホームページで幾度か取り上げてきましたことを併せて読んでいただきますと、私の真意がよりお分かりになるのではないかと思います。

しかし、とかく、秋葉市長は、財政運営手腕の卓越さをアピールされ、その成果を強調されていますが、決して額面どおりには受け取ることができない客観的事実があることは、これまでも指摘してきましたし、今回、「市政報告」として言及せずにはおられませんでした。

事実を事実として正しく伝えない、こうした市長の姿勢はあまりにも不誠実であるばかりでなく、広島市をどこに導いていこうとしているのか非常に懸念されるのです。そして、そのツケは必ず市民の皆さんが払わされる羽目になることが十分予想されるのではないかと思うのですが、皆さんはいかがお感じでしょうか。