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(NO.226)2007年12月27日

『現球場跡地の利用について(その2)〜開設50年の歴史〜』

「広島市民球場」の正面玄関には、『おかげさまで開設50周年』の大きな看板が掲げてあります。





その50年の間には、多くの輝かしい出来事もありましたが、まさに被爆の惨禍を経た戦後復興の歴史とも言えるのではないでしょうか。

その市民球場の外野スタンドの外側から撮影したのが次の写真です。









ご覧のように、外野スタンドの基礎は、石積みの壁に土盛のスタンドであったことがお分かりになると思います。つまり、最も古い型の球場建設であった証がそこに残っているのです。こうした石積みや土盛は、戦後の復興事業の中で、大きな役割を果たした失業対策事業で出来上がったものと聞いています。確か、市民球場のどこかに、それを証明するプレートがあるはずです。

華やかな表側のスタンドと比べ、裏側は「縁の下の力持ち」のとおり美しくはありませんが、力強く外野スタンドを支え続けてきた「基礎」があり、それがそのまま広島復興の歴史として見ることができるのではないでしょうか。

その同じ外野スタンド外側の目立たない所の裏側で、気になるプレートを発見しました。





『厚生年金・国民年金積立金還元融資施設―広島市民球場』とあります。今日、国全体を揺るがしている年金の還元融資施設であることを明示しているものでした。この厚生年金・国民年金積立金還元融資は、広島市が現在のスコアーボードと内野に増設した急勾配のため評判の悪いスタンドの建設のためのものであったと聞いております。

この還元融資金もカープ責任の部分は完済されているようですが、広島市の責任の部分については、本年度、平成19年度に返済しなければならない残金が1億8千万円もあるようです。つまり、秋葉市長は、年金の還元融資の返済が完全に済まないうちから、球場移転を計画されていたということになるわけです。

新球場を建設するために、現市民球場を取り壊してしまう。現象的には、単にそれだけかもしれません。しかし、市民の皆さんに愛され続けている市民球場は、広島市にとって戦後復興の歴史的にも重要な施設であり、また、市民の税金だけではなく、国中の人々の大切な年金の融資を受けて出来上がっていたことを市民の皆さんにも知っておいてほしいのです。そして、国民の大切な財産である年金を無駄に使ったと言われかねないようにしてもらいたいものだと思います。



(※追伸(派遣職員へ不当支出の疑い))

年も押し迫って、人事当局にとってはあってはならない事務手続きが行われていることを耳にしました。市の職員を事実上、再開発組合に派遣し、その職員に対して給料や手当を支出していたというのです。これが事実であれば、この行為は地方公務員法や自治法、あるいは公益法人等派遣法に違反するものになりはしないでしょうか。

「事実上」と表現したのは、この職員は企画総務局の部長級の職員から(財)広島市都市整備公社に派遣されたのですが、実際には広島駅南口のBブロック再開発組合の事務に従事させていたからです。

いずれにしても、この行為が職務専念義務の免除手続きや公益法人等派遣法の手続きをとらないまま行われ、市がこの職員に給与を支払っていたとすれば違法な公金支出にも当たり、指揮監督上の義務違反にも繋がる重大な過失といわざるを得ません。疑いが晴れるよう、きちんとした説明をされた方がいいのではないでしょうか。