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(No.220) 平成19年10月18日

『現球場跡地利用について』

平成18年度決算特別委員会(総括質疑)では、木山徳和委員(自由民主党新政クラブ)の質疑の際、現球場跡地利用案の 「選考基準の不透明感」と、貨物ヤード跡地への新球場移転への条件として150万人の集客施設を導入するとした「市長発言」を めぐって議論が交わされました。

秋葉市長の発言が日を追うごとに変化するのは今に始まったことではありませんが、この現球場跡地利用についても、 同様のことが言えるようです。

この特別委員会では、市長は「大前提のところで確認をしておかないと、議論がへんてこな方向に行くと思いますので、 それを申し上げますけれども、現球場跡地の整備に当たっての大前提は、広島市に財政的な余裕がないということです」と まず始めに述べられています。

市長が「現球場跡地へ150万人の集客施設を導入する」と発言されたのは平成17年度ですが、 その当時の広島市の財政状況は今以上に悪かったはずです。そうでなければ、市長が最近公言している 「私の努力で少しずつでも広島市財政は好転している」という発言内容とまったく整合が取れなくなるからです。

今以上に財政が厳しかった時期に、「年間150万人以上を集客目標とした、新たな賑わいとなる 都市機能の導入強化を図る」と明言されたわけですが、今になって導入の大前提に「財政」を持って くる市長の手法に呆気にとられると同時に、従前の発言に責任を取ろうとしない市長の姿勢に憤りをおぼえるのです。

また、「市にはお金がないので、自分の会社で、あるいは自分のグループでお金を出して整備してくださる 皆さん、自分のお金を使ってまでも、この球場跡地を整備する上で皆さんだったら、どういうアイデアを お持ちですかということを公募しました」と発言されています。

現球場跡地は、都心に位置し、広島市における一等地ではあります。しかし、国有地であり、公園内であることから、 都市公園法上の規制等々、多くの制約がある土地です。つまり、商売はできかねる土地なのです。商行為に規制があり、 何の利益も生まれないようなものに、民間企業が大きな投資をするでしょうか。資金の回収が見込めないような事業に対して、 幾らアイデアを求めてみても、どれほどのものが期待できるのか甚だ疑問です。

さらに、市長は、「表現が悪いかもしれませんけれども、金は出さないけれども、口は出すというだけでは、 事態が全く動きません」とも発言されました。2年前には、「各種団体及び専門家などから意見を聴取し、 市民意見や議会の議論を経て、方向性を取りまとめます」と言われたのは、単なるポーズだったのでしょうか。

新球場の建設に際しては県、経済界に多額の寄付を求めましたが、今回の現球場跡地利用でも 「口は出さずに金だけ出せ」と言うのと同じだと思います。秋葉市長の「恫喝」には、経済界も ひれ伏すとでもお考えなのでしょうか。

あるいは、市長は、この前の市長選挙の結果からして、今では、議会を含め、市民、経済界等々も、 私の指示通りといった錯覚か幻想をお持ちなのでしょうか。もし、そうだとすれば、 「独裁者:広島市長秋葉忠利」ということになるのですが、皆さんはいかが思われるでしょうか。




(追伸1(市長のプロジェクトの進め方))

秋葉市長は、「折り鶴」というトラウマから、どうしても脱却できないでいるようです。自身の公約でも、 折り鶴ミュージアムの建設を掲げていますし、この度の現球場跡地事業計画案の選定においても、 「平和祈念堂(Orizuru Forest平和を祈念する折り鶴祈念堂と市民の森)」が 優秀案として残されているのをみますと、よく分かります。市民の感覚からは、ずいぶん遊離している と思われますが、何としても「折り鶴」がほしいのでしょう。

また、そうした市長の意向が反映するような提案が残るように、今回の選考委員会の人選も されたのではないかと考えるのは、私だけでしょうか。

例えば、専門家であるもしれませんが、女性助役で否決された猪爪女史しかり。また、 私のホームページ((No.219)平成19年9月21日『広大跡地問題について(その4)』)で 紹介しました「KODAMA REPORT」(児玉光禎議員が作成)でも、市職員との 食事会やカープ観戦で癒着が指摘されている山本委員。まったく意識的に配していると言われても 仕方がないのが現実です。

特に、山本委員(山本 忠:(財)日本不動産研究所理事・研究部長)については、次の表をご覧ください。




これは、広大跡地の「ひろしまの『知の拠点』再生プロジェクト」の選考基準となっている各委員の評価結果の一覧表です。

良識ある皆さんはいかがお感じでしょうか。前々日の食事会、前日のカープ観戦により、公平公正で あるはずの選考に影響を与えたのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。

また、「KODAMA REPORT」にあるような写真は、偶然、撮られたものではなく、いつもの行動だから 撮られたのではないでしょうか。皆さんはどのように判断されますか。

再度、市民の皆さんには認識してほしいのですが、広島大学本部跡地は国の財産なのです。マンション建設の利益で、 他の施設を建設する計画のようであり、昨今の経済界やファンド界で、全世界的にも問題となっている個人住宅建設の 一企業やファンドに、市場価格の半額のような値で国の財産を売り払われることは、国民や市民にとって大変な問題では ないでしょうか。国の再考を強く望むものです。

再度、各委員の点数の配分をご覧ください。重ねて申しますが、この山本委員は、広島市にとって、 大きなプロジェクトである二つの事業の選考委員として「ダブり任命」であり、両方とも大きな資金が 動く広島市の将来を託す目玉のプロジェクトであるのです。




(追伸2(新球場建設に係る人事))

新球場にかかわることですが、そこには、秋葉市政のどことなく変な人事があります。新球場建設に 関する総事業費は、90億ではなく、土地代金や各種のインフラを総計しますと、300億円を超えると 思われます。そうした事業を一手に引き受ける部署の人事ですが、それが次の表です。


民間企業でも、このような人事はあり得ないと思いますが、公共団体で、このような人事が 公平公正なのか、賢明な市民の皆さんは、どのようにお感じでしょうか。今日までの私の ホームページで述べていますように、対アメリカとの歴史を知っている人物が一人は必要との 秋葉市長の発想なのでしょうか。

人事の被害者となった人物は、球場建設に必要な技術職でもなく、どちらかと言いますと、 財政畑の出身ではなかったかと思いますが、何となく違和感をおぼえます。皆さんはいかがお感じでしょうか。