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(No.210) 平成19年6月25日

『新球場建設に係る官製談合の疑惑(その2)』

私の手元に『Selected Works by Dan Meis,NBBJ Sports and Entertainment』という書籍があります。内容はダン・ミンス氏とNBBJの作品集ですが、この中で広島市に関係のある箇所を紹介いたします。
    なお、この書籍は「Amazon.co.jp」にアクセスして依頼するとハードカバーの作品集が代金、手数料込み7,070円で届けてくれます。皆様もお読みいただければ、何故、この新球場建設で2度も3度も広島市民に疑問を抱かせるような設計コンペや事業コンペを、広島市役所という神聖であるべき行政が行ったのか、そのうえ、現在も頑なに2000年から同一人物の同一作品であろうと思われる新球場建設事業を強行しようとしているのか、また、何故この作品(新球場デザイン)とこの人物が関わり続けなければならなかったのか、いろいろな疑問点が頭に浮かぶと思います。私も、市民の一人としても全く理解できないのです。

No.1


No.2

No.3


No.4
Spectator : Selected Works by Dan Meis, Nbbj Sports and Entertainment

広島球場(日本、広島)
デザインスタディ 2001年1月に開始 (188ページ)
  2001年5月に完了 (189ページ)
   人類史上最も恐ろしい出来事が起こった場所ということで、広島は人類史上初めての原子爆弾の投下直後のイメージがどうしても拭い去れない。広島市長秋葉氏は球場を平和のシンボルに見せるように、そして第二次世界大戦を経験していない全ての日本の新しい世代を引き付けるデザインにするようNBBJに求めた。秋葉市長は日本で最も活気のある都市の像を示し、広島の重要な歴史が尊重されるような目標を生み出すことを望んだ。その場所は広島の中心に位置し、ローカル線に囲まれている見捨てられたヤード跡地にある。
   180万平方フィートに開閉式屋根や集約された娯楽施設を備えた3万5千席の球場があり、その周りに包み込むようにレストラン、売店、映画館、公共施設エリアが配置されている。その球場は広島市と広島カープとの公的・私的な協力関係を基盤としている。その球場は、スポンサーによるネーミングライツを資金源とする日本で初めての球場になることが予想される。
   設計者は、平和について直接的に表現することを避けようと努めて、一枚の色彩豊かな絵画から発想を得た。その絵画は、1950年築の広島カープの現ホームスタジアムの暗いコンコースに掛けられた鯉の池を描いたものだった。作者不明のその絵画は自然界だけにある豊かな色調と流れるような形を描写している。原爆投下直後の広島のイメージのために、かつての活気があったまちが灰色に感じる。傷付いた人々のために作られた千羽鶴だけでなく、花や木が色付くことによって、設計者も日本人も生命や平和の絶え間ない力に気づいた。
   広島カープとの関係以上に、その絵画には、日本の着物や扇子の美しい織物がしているように、生命の循環が比喩的に描かれている。設計者は有機的な外観や色を引き出すことによって、こじんまりとしたレストラン、ショップ、映画館で3万5千席の球場を包み込んだ。
   球場の周りを回っている歩行者専用通路は、一連のコンコースの内側を通り抜けるとともに、球場全体に覆われ隠されている。娯楽施設と観客席を一体化させているコンコースにはカフェや売店が配置されている。10分以内に開閉可能な屋根があることによって、風雨から守られ、年中グラウンドが使用できる。このデザインでは、ガラス、鉄、プレキャストコンクリート、多様な色の科学処理された金属パネルなど、特殊な材料を使用している。

その設計者は、現広島球場の暗いコンコースに掛けられた鯉の池を描いた色鮮やかな絵画から発想を得た。     (194、195ページ)

No.5
No.6
広島球場
広島、日本

設計者 NBBJ Sports and Entertainment : Dan Meis , Design Partner Ron
Turner,Principal-in-Charge ; Paul Davis ,Senior Project Designer

プロジェクトチーム Mike Amaya , Jamie Gaskins , Andy Ku , Ted Ngai , Jin Ah Park , Duncan Paterson , Nnamdi Ugenyi , Jonathan Ward

設計協力 株式会社日建設計(東京)

ランドスケープデザイン NBBJ Sports and Entertainment

模型撮影 NBBJ Sports and Entertainment

レンダリング NBBJ Sports and Entertainment Sanam Simzar/Alias Rendering

土木技師 Ove Arup & Partners

模型撮影 NBBJ Sports and Entertainment  

依頼主 秋葉広島市長    (196ページ)

No.1が書籍の表紙です。No.2とNo.3が広島市に係る本文の部分で、No.4がその日本語訳です。No.5は本文中の細部にわたる仕様書で、No.6がその日本語訳です。

例えば、この書籍には現市民球場の建替えが不適との結論を出した、広島市が調査依頼した日建設計の名前があります。日建設計は貨物ヤード跡地に新球場建設のデザイン・設計をしようとしているアメリカ企業の日本の唯一の協力者です。その上、この書籍から市民の皆さんが判断できる所に2001年当時の設計コンペのクライアント(依頼主)は秋葉広島市長となっています。契約社会のアメリカで、このように公表されていれば、設計契約も完了しているはずであり、その代金はどのように支払われておりますか。甚だ疑問に思います。

    今、新球場建設に広島市民がどこまで熱く燃えあがっているのでしょうか。多くの広島市民やカープファンは、新球場建設の議論が熱く燃え盛っていた2000年頃からはもう時間が経ちすぎ、夢も希望も情熱も失ってしまった虚脱状態にあるのではないでしょうか。

    この資料から判読できることは、行政がやる事業としてはあまりにも不透明で不誠実ではないか、ということではないでしょうか。広島市民やカープファンは、夢と希望と誇りが持てる新球場建設にしてほしいのであり、それを消し去ろうとするような行政の態度は改め、夢と希望と誇りを持てる一点も曇りのない施設建設をしてほしいのです。行政は、市民やカープファンに胸を張って説明の出来る事業をすべきなのです。

   次回も、英文の資料や日本語訳を掲載いたしますので、賢明な市民の皆さんの目で判断してください。