私の思い まちづくり・経済・交通 総務・人事 議  会 教育・文化
福祉・医療 平和・交流 その他 総合メニュー

(No.163) 平成17年12月21日

『12月定例会で感じたこと(第三原爆特養ホーム)』

   12月14日の一般質問で、『ひろしまフロンティア21』の桑田恭子議員が第三原爆特別養護ホームの選定に係る公平性、透明性について質問されました。これに対して松井社会局長は、「第三原爆特別養護ホームの整備・運営法人の選考につきましては、先般の決算特別委員会でも答弁させていただきました。再度、選考過程について同様なご指摘をいただいたことについては、理解に苦しみますが、再度ご説明を申し上げます」と前置きした上で答弁されました。

   市長をはじめ理事者の皆さんには議会制民主主義の根幹を確認してほしいと思わざるを得ません。質問の場所は12月定例会の本会議場です。議会の根幹ともいえる場所です。そして質問の内容は先の決算特別委員会で納得がいかなかった不明瞭な部分を質しているのです。真剣に真摯に誠意を持って真実を正直に答えなければなりません。「本会議」は国であれ、地方であれ、議会制民主主義の根幹です。何人(なんびと)も犯すべからざる聖域であるはずです。

   しかし、今の広島の市長をはじめ理事者の答弁を聞いてみると、広島市を心から愛し市民の安寧を心から願う人が本当に少なくなったような気がします。自己弁護と自己保身の繰り返しであり、空々しい空気の漂う場になってしまったようです。局長答弁の理解に苦しみますがは、議員とその議員を選んだ市民を愚弄している感すらします。議員は理事者の答弁が理解しにくく、市民の感覚からすると「何故」との疑問を抱かざるを得ないので質問をしているのですが、この時の答弁は、窮地に追い込まれたときの「開き直り」にしか聞こえないのです。桑田議員は、「天からの声」か「地からの声」か、説明のできない大きな『力』が働いたとしか考えられない『点数』がそこに存在するから質されたわけです。

   余談になりますが、市長は福祉施設関係の会合で「選定の公平性、透明性の議論をすることは、第三原爆特養の決定が遅れ、その分被爆者の入所が遅れ、結果的には『被爆者が被害者』になる」との発言をされたようです。議会で質問された決定過程の透明性、公平性の議論から論旨をすりかえ、その場に居合わせた会場の人達を恫喝されたようです。

   公平に順位をつけるのであれば、去年も何かと論議を巻き起こした吉島の国有地払い下げで誕生した大分県の申請者の特別養護ホームより先に、許可、建設されていなければならないのがこの安芸区に建設予定の原爆第三特別養護ホームではないのでしょうか。よほどの「力」が働いた事案ではないかと感じられます。局長一人の判断で、本会議での開き直りができるはずもなく、答弁から感じられることは、『御前会議』でのトップからの指示による答弁書の書き換えしかないはずです。それほど気になる第三原爆特養の認可なのですか。

   選考過程の説明書には「客観的な基準を定め、社会局だけでなく…」とあります。選考委員8名全員が10点満点の10点をあげるような行政の責任者がどこにいますか。常識からしても全て良い事は全て悪い事に通じるはずです。人間の感性は一人一人全て同一ではないのです。全ての人が満点の10点をつけることは個性の否定であり権力での画一化の指示でしかなく、反対に2点や3点しか、もらえなかった施設説明者からすると人権の否定につながる危険性もはらんでいるようで、為政者の常識に恐怖を感じるものです。

   こんな声もあります。「面接の当日に最高責任者は不在で代理の人が出席された」との声です。選定された特養顧問の市役所OBは社会局次長の経験もあるのですが、ある職員は「こうしたことを指摘されると社会局をはじめ、職員も選考委員もお手上げではないでしょうか」とこぼしたようです。さらに、「外部委員で構成する社会福祉法人等審査会に諮った」とありますが、この審査会は何の権限もない単なる行政行為の是認機関にしかすぎないように思えます。行政の責任逃れのための機関が、満場一致で議論なく決めたのであればなおさら疑念を抱かざるを得ません。有識者の審査会であれば議論百出の場であってしかるべきではないでしょうか。

   私のホームページ「No.160、11月25日、第三原爆特養ホームの整備・運営法人の選考について」の点数表をもう一度ご覧になり、公平な判断をされることを心から望むものです。


(※12月22日追加1(秋葉市政で否決又は修正可決された議案一覧))

番号 年月・会議名 議案
番号
議案名 議決
結果
議決
年月日
否決・修正等の主な内容
1 14年2月
第1回定例会
63 助役選任の同意について 同意しないことに決定 14. 3.27 猪爪範子氏、高村義晴氏の助役選任に同意しない
2 14年6月
第2回定例会
76 助役選任の同意について 同意しないことに決定 14. 6.28 猪爪範子氏の助役選任に同意しない
3 15年2月
第1回定例会
25 広島市住民投票条例の制定について 修正可決 15. 3.19 議員・市長発議を削除(市民のみ)、住民投票の成立要件を投票総数2分の1以上(成立しない場合は開票しない)と定めること等に修正可決
4 69 助役の選任の同意について 同意しないことに決定 15. 3.19 猪爪範子氏の助役選任に同意しない
5 15年6月
第3回定例会
84 広島市ぽい捨て等の防止に関する条例の制定について 修正可決 15. 7. 4 罰則規定の施行時期を平成15年11月1日→平成16年1月1日に修正可決
6 15年12月
第6回定例会
130 広島市児童療育指導センター条例の一部改正について 修正可決 15.12.19 広島市児童療育指導センターの名称を「広島市こども療育センター」に改めることに伴い、分館の名称にも「こども」を付することに修正可決
7 131 広島市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正について 否 決
(起立なし)
15.12.19 大幅な値上げではなく、市がもっとごみの減量化につながるシステムを確立するなどの、経営努力をすべき
8 132 広島市下水道条例の一部改正について 否 決 15.12.19 改定上げ幅が余りに大きく市民にとって負担増
9 133 広島市事務執行における公正の確保に関する条例の制定について 否 決 15.12.19 機が熟しておらず、内容も理解し難い。また、「不当な働き掛け」の定義も不明確
10 16年2月
第1回定例会
1 平成16年度広島市一般会計予算 修正可決 16. 3.26 公共事業見直し委員会、公営企業等あり方検討委員会、市政創造委員会の運営等に係る予算を削除し、相当額を予備費として増額することに修正可決
11 23 平成16年度広島市広島市立舟入・こども病院事業会計予算(倉本委員外11名から提出された修正案) 修正可決 16. 3.26 「広島市立舟入病院」→「広島市立舟入・こども病院」の名称変更部分について削除するよう修正可決
12 46 広島市舟入病院事業の設置等に関する条例の一部改正について(倉本委員外11名から提出された修正案) 修正可決 16. 3.26
13 50 広島市下水道条例の一部改正について 修正可決 16. 3.26 下水道使用料の基本料金の改定部分について、「700円」→「690円」に修正可決
14 16年6月
第2回定例会
67 平成16年度広島市一般会計補正予算(第1号)
(倉本議員外9名から提出された修正案)
修正可決 16. 6.22 補正予算案のうち、顧問の設置、都市経営推進調査、補助金の見直し及び広島高速道路の建設に係る予算を削除し、一般財源充当相当額は財政調整基金への積立金として増額することに修正可決
15 83 広島高速道路公社定款の変更に係る同意について 否 決 16. 6.22 広島高速道路の建設に係る予算が削除されたことに伴い否決
16 16年9月
第4回定例会
100 広島市事務執行における公正の確保に関する条例の制定について 否 決 16.10. 4 「不当な働き掛け」は任命権者を通して訴えることになるが、その公正性が担保できない、まずは不祥事を起こさない体制づくりが先決など
17 17年2月
第1回臨時会
129 広島市及び佐伯郡湯来町の廃置分合に伴う経過措置に関する協議について 撤 回 17. 2. 9 編入合併特例定数の適用期間を、次の一般選挙後の任期まで(6年)から、残任期間(2年)のみに変更したため
18 17年2月
第2回定例会
1 平成17年度広島市一般会計予算
(木山委員外8名から提出された修正案)
修正可決 17. 3.25 @保険給付費等を修正することとしているため繰出金を減額、A廃棄物処分手数料の改定額を減額、B折り鶴の保存・展示予算の削除、C平和記念資料館観覧料の無料化は現状どおり50円に修正、D家庭ごみ指定袋制度導入PR事業予算の削除、E平和大通りリニューアル事業のモデル地区基盤整備予算の削除、F消費生活センターの移転は認められず現行どおりの場合の所要経費に修正、G広島平和コンサート2005の8月5日分予算の削除を行い、これらの修正に伴い不要となる一般財源相当額について財政調整基金繰入金を減額することに修正可決
19 10 平成17年度広島市介護保険事業特別会計予算
(倉本委員外12名から提出された修正案)
修正可決 17. 3.25 大幅な保険料改定は、介護給付の適正化等により保険給付費の抑制を図ってから行うべきであり、保険給付費から10億円を減額することに修正可決
20 39 広島市介護保険条例の一部改正について
(倉本委員外12名から提出された修正案)
修正可決 17. 3.25 介護保険料の改定額を減額(引き上げ幅を983円から899円に圧縮(基準額))することに修正可決
21 43 広島市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正について
(倉本委員外13名から提出された修正案)
修正可決 17. 3.25 排出事業者の負担が非常に大きくなるため、廃棄物処分手数料の改定額を減額(改定率25%→17%(運営原価回収率83%を前回と同じ77%))することに修正可決
22 33 広島平和記念資料館条例の一部改正について 否 決 17. 3.25 現在の同館の観覧料は低額であり、被爆の実相を広く伝えることに支障はないことなどから無料化は認められない(現状どおり50円に修正)
23 35 広島市消費生活センター条例の一部改正について 否 決 17. 3.25 消費者行政の必要性が高まっている中で消費生活センターの移転は認められない(現行どおりの場合の所要経費に修正)
24 17年5月
第3回臨時会
125 平成17年度広島市一般会計補正予算(第2号) 否 決 17. 5.31 平和コンサート(8/5分)は、事業の決定過程や企業からの支援について不透明なやり方で進められていることなどから認められない
25 17年12月
第7回定例会
274 平成17年度広島市一般会計補正予算(第7号)
(平木議員外9名から提出された修正案)
修正可決 17.12.20 補正予算案のうち、水素自動車導入に係る予算を削除することに修正可決
修正可決 13件
否   決 11件
撤   回  1件


(参考)…議会の権能強化等につながる条例改正
番号 年月・会議名 議案
番号
議案名 議決
結果
議決
年月日
否決・修正等の主な内容
1 16年2月
第1回定例会
議員提出
地方自治法第180条第1項
の規定による市長の専決
処分事項に関する条例の
一部改正について
  可   決   16. 3.26 専決処分の対象となる契約が5億円以上であることを考慮し、契約変更の場合の限度額を新たに設けるとともに(5000万円を超えない)、増減額の割合を引き下げる(2/10を超えないとき→1/10を超えないとき)。
2 議員提出
議会の議決すべき事件に関する条例の全部改正について   可   決   16. 3.26 地方分権の推進に伴い、議会の機能強化を図るため、広島市基本計画の決定等を議決事件とする。


(※12月22日追加2(職員の研修))
   少し前のホームページ(No161―追加2)で「2006年2月には湯来ロッジで局長研修」と書きましたが、今度は何かと気忙しい年の瀬に職員研修を開催されるようです。講師には、以前市長が特命担当の理事として採用された女性を招かれるようです。「何故このような時期にまた…」という疑問の声が指名された職員の中に生じているようです。

   計画された職員研修であれば、受講者の範囲にもそれなりのルールがあるはずです。今回は市長の元秘書が個人的に声をかけているのではないかとの声が上がっています。執務時間を割いての研修のようですが、そうであれば職員の集め方もきちんとしたルールに基づくべきではないでしょうか。どんな研修を今頃されるのか知る由もないのですが、「猪爪レポート」の再確認か、それとも「広島駅前の再開発」「都市の観光行政」といったところでしょうか。

   何はともあれ、広島市の活性化のために行われる研修はしなくてはならないのですが、研修会を開催される方法はルールに基づいて行って欲しいものです。個人的な思いや突然の思いつきの研修会であれば、研修後のレポート提出の縛りもあってはならないのではないでしょうか。

   職員の知識や資質向上のための研修が数多く開催され、広島市の活性化と地域の安全性や安心感を芽生えさせ、質の向上と組織の強化を図って欲しいものです。


(※12月22日追加3(市長の行動))
   日野原重明、小沢征爾「世界へおくる平和のメッセージ」が平成17年10月21日に広島グリーンアリーナで盛大に開催され、被爆60周年を迎えた広島市民に大きな感動と励ましを与えてくれました。この12月23日にもNHKの特別番組で当日の会場の熱気と激励の温かい雰囲気を放映し、当日の感動をもう一度呼び起こしてくれるようです。

   しかし、ステージとは別に、私たち広島市民にとっては少し首をかしげるような話を耳にしました。
「世界へおくる―平和のメッセージ」は、入場料を子供たちでも買えるよう出来るだけ安くして欲しいとの意向があったようです。趣旨が趣旨だけに、この会の打ち上げにも大変気を使い、参加者全員が1千円会費という形で催されました。

   10月21日の21時からリーガロイヤルホテル4Fで、参加者約600名の打ち上げの会でした。参加者には受付でリボンを配布し、参加料1千円をダンボール箱に入れるだけの簡単な受付であり、全ての参加者から平等に参加料を頂く会でした。

   受付から少し離れた所から見ていたのですが、打ち上げ参加の目的で来られた秋葉市長が参加料1千円をダンボール箱に入れることを拒まれ、その場から帰られました。そのために、乾杯の発声を県議会議長の新田先生に変更されたようです。

   どういう理由でお帰りになったかは知りませんが、高額な会費でもなく、この打ち上げの会は全員ボランティアで開催されたものです。1千円の会費箱の前で急に帰られた姿は、何か少し奇異な感を抱いたのは、私一人だけではなかったはずです。

   この公演は全て主催者側のボランティアであり、広島市役所(行政)に何のお世話になったわけでもなく、逆に教育委員会を通し、多くの小中高生を無料で招待しています。

   「李下に冠を正さず」の諺もあります。市民に誤解を招くような行動は慎まなければならないのではないでしょうか。