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(No.152)2005年 6月 24日

『8/5平和コンサートについて』

 5月の臨時会で否決された「8/5平和コンサート」を民間主体で開催することは、既にNHKが明らかにしています。「慰霊の夕べコンサート」と題して、実行委員会方式での準備が進められているようで、本日6月24日に記者発表されるようです。

これまでの情報で把握した実行委員会メンバーを紹介します。

(委員長)
(副委員長)




(事務局長)
エリザベト音楽大学名誉教授
広島県医師会会長
広島ドイツリート協会合唱団代表
日本被団協代表委員
イベント関係(中国新聞社OB)
広島交響楽団事務局長
中国新聞社OB
水嶋 良雄
碓井 静照
岡野 泰子
坪井  直
日山 隆司
大野 英人
上村 和博
※事務局:潟Tン ブリッジ(照明・音響・舞台装置関係の会社)

 民間主体といっても、市が関与しているのは間違いないようです。それを裏付ける情報も流れてきておりますので、その一部を紹介します。

「5月臨時会は準備不足だった。局長も次長も担当部長も担当課長も変えて人事は一体何を考えているのか。否決はされたが、かえって皆やる気が出ているようだ」
「中国新聞OB(広告局らしい)の上村事務局長は、今はイベント屋みたいな仕事をしているが、演歌が中心でクラシックとは世界が違うから、戦力になるのか疑問だ」
「ドイツリート協会には、『余計な心配しないで練習をして下さい』と言ってある」
「3000円のチケット1500枚はすぐ完売する。金も必要額は集まる」
「創価学会には8月6日のチケットで協力してもらう。指揮者の佐渡もソプラノの佐藤しのぶも民音でデビューしたのだから学会は力が入るだろう」
「関係者は『議会が反対したのは慰霊に反対したのだ』と言っている。特に被爆者坪井さんはそうだ」
ドイツから来るメンバーの夏場の航空運賃は高くつくが、キャンセルして違約金を取られることを考えると、やはりやらざるを得ない
「市長の妹は出ない。歌手としては無理。出れば議会がゆるさないだろう」
「5日のバッハのマタイ受難曲には、6日の式典に来るVIPや協力いただいた方を招待する」

 市議会の議決の重みは感じられていないようです。議会で否決された「8/5平和コンサート」はどこに問題があったのか、もう一度自問自答されたほうがいいようです。

(追伸(新球場、収入役に係る市長の発言))
 新球場建設問題について、昨日6月23日に広島商工会議所がコメントを発表されました。抜粋して紹介します。

「6月15日、秋葉市長は記者会見において、唐突に『現在地は極めて困難』と表明された。テレビ・新聞での報道を見ると、広島市の説明に対して経済界から『もう少し時間が欲しい』と返答したことになっているが、そのような事実は全くない」
「まるで経済界が遅らせているような印象を与えている。市長が事実と異なる発言をされたことは誠に遺憾である」
「広島市は、関係者に対し、今回の判断を十分説明するとともに、広く市民・県民・カープファン等の意見を聞く仕組みをつくり、意見調整を進めていただきたい」

 これは明らかに市長の発言が、いかに信頼の置けないものであるのかを如実にあらわしています。新球場建設促進会議の最終とりまとめから大きく方針転換するのであれば、商工会議所が言っているように、市が十分説明責任を果たすのが当然の責務であり、そのために広く意見を聞くことは当たり前のことです。

 それを「もう少し時間が欲しい」とあたかも『待った』をかけているかのように公言されたことは信義則にも反することであり、今後市長が弁解されるであろう「誤解を与えて申し訳ない」という言い訳では済まされない重大なことです。これは商工会議所だけでなく、市民を欺いているのです。

 この度の収入役の人事についても同じことです。市長は「辞表が出た以上、それを拒むことはできず、法的には問題ない」「本人には快く受け止めてもらった」と議会で問われた実質的な辞任勧奨を不問にしようとしていますが、単にボタンの掛け違いで済まされる問題ではありません。

 このような市長の独善的な態度、発言が、市民に不信感を募らせ、市政の行方を不透明なものにしているのです。新球場、収入役、そして本文で述べた平和コンサート、これら全てが市長の独り善がりな言動から市政を混乱に陥れているのです。

 お互いの信頼が、市政推進の原動力になっていることを今一度肝に銘じてほしいものです。

(※6月27日追加1(新球場建設世論調査))
RCCが新球場建設問題についての世論調査を6月18日(土)・19日(日)の両日、電話の聞き取りによる方法で行ったそうです。18歳以上の広島市民を対象に無作為抽出で1000人の有効回答を得てまとめられています。その結果を紹介します。


RCC新球場建設問題についての世論調査

●調査日 6月18日(土)・19日(日)
●調査方法 18歳以上の広島市民・無作為電話聞き取り
●有効回答 1000人(8区の人口比に応じて調査)
●調査結果  
   
 
@ 市民球場の老朽化が進んでいますが対応策として何がふさわしいと思いますか?
 
  新しい球場を建設する 54.4%
現在の市民球場を改修する 41.3%
特に何もしない 4.3%
 
A 広島カープの本拠地となる球場を新たに建設する場合その場所はどこがふさわしいと思いますか?
 
  現在と同じ場所 53.5%
貨物ヤード跡地 32.9%
どちらでもいい 13.6%
 
中区、安佐南区、西区、佐伯区は60%を超えて現在地を支持安芸区、東区はヤード跡地を支持
 
B 新球場の形態はどのようなものを望みますか?
 
  屋根のあるドーム球場 55.6%
屋根のないオープン球場 26.1%
どちらでもいい 18.3%
 
C 新球場建設を主体となって進める広島市に対して最も望むものは?
 
  もっと市民の意見を聞いてほしい 34.1%
できるだけ早く球場を建設してほしい 24.8%
もっと広島市の考えを説明してほしい 22.4%
できるだけ建設費を安くしてほしい 12.6%
新球場は建設しないでほしい 2.0%
その他 4.1%
 
D 新しい球場が完成したら、あなたが広島カープの試合を球場で観戦する回数は増えることになりそうですか?
 
  かなり増える 19.9%
少しは増える 51.7%
変わらない 26.0%
減ることもある 2.4%

   市民が望む方向で最大限の努力をすることが市長に課せられた最大の仕事ではないでしょうか。こういう時こそ、市民や関係者の意見を聞き集約する必要があると思います。いかがですか。
    


(※6月27日追加2(新球場建設キャンペーン))
   広島新球場建設『たる募金』共同キャンペーンの趣旨は、「プロ野球の再編成が揺れ動く中で広島東洋カープが将来に渡って存続し活躍してもらうためには、ホーム球場である広島市民球場を建て替える必要があります。新球場の実現を待ち望む市民、ファンの期待を受け、在広マスコミ13社・団体が推進組織をつくり、募金活動を展開します。募金の使途は、新球場建設または改築資金の一部として寄付することを目的とします」となっています。

   同推進委員会のメンバーは在広の大手メディア13社です。事務局は中国新聞社の中にあり、広島市内だけでなく全県下、あるいは日本各地でも活発に展開されています。

   大人から子どもまでの純粋なカープファン、野球ファン、スポーツファンの心を絶対に踏みにじらないよう、そして、たる募金箱に込められている「善意の心」を傷つけることのないよう最大限の努力をされることを望みます。後世に悔いの無い結果を出すためには何をすべきか、今一度思いはかっていただきたいものです。




(※6月27日追加3(8/5平和コンサート))
   6月24日付で述べた『8/5平和コンサート』について、一番の問題点は何なのか、との問い合わせがありました。情報のみ列記して分かりにくいところもありましたので、補足いたします。

   一つが、このコンサートは「契約ありき」で動いているのではないでしょうか。議会での答弁ではそれを否定していますが、本文で述べたように「ドイツからの航空運賃が高くついても、キャンセルして違約金を取られるくらいならやらざるを得ない」という情報があるくらいですから、早い段階から「契約ありき」だったのではないでしょうか。

   もう一つが、民間主体といってもいまだに市職員が関与しているということです。本文で紹介した「ドイツリート協会には、『余計な心配しないで練習をして下さい』と言ってある」の主語は「市役所」であり「市民局」のはずです。また、「3000円のチケット1500枚はすぐ完売する」というのは、市当局がいつものように「職員互助会」を当てにしているのではないでしょうか。

たくさんの情報の中から一部を紹介したわけですが、発信源は自ずとお分かりいただけると思います。こうしたところから問題点が浮かび上がっているのです。