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(No.140) 平成17年 1月26日
       『NPT再検討会議への出席について』


 核不拡散条約(NPT)再検討会議が平成17年5月2日〜5月27日まで国連本部で開催されるようです。この会議は、NPTの実施状況を再検討するため5年毎に開催されているものですが、今回、長崎市長の依頼で、広島市の隣の廿日市市の山下市長が出席され、国連本部で世界でただ一人の被爆市長としてスピーチされるそうです。

 国連の場で、地元県の市長が被爆者の声を届けることはいいことですが、皆さんは、何故、長崎市長が廿日市市長に依頼されたのか疑問に感じられませんか。

 これは、被爆都市広島と長崎の「被爆」と「核」に対する思いの差からきているものではないでしょうか。長崎は、堅実に一歩一歩地域や被爆者の思いに根ざした取り組みをしているのに対し、広島は、一部被爆者の派手な発信と、学者市長の被爆者不在の理論だけに基づいた自己中心的な発信になっているからだと思います。

 平成12年4月22日の毎日新聞に、「秋葉広島市長は、4月24日から5月19日まで国連本部で開かれる会議を、同じ日に広島で開かれるフラワーフェスティバルのイベントに参加するのを理由に欠席する」旨の記事が書かれています。

 その見出しは、「核拡散防止条約再検討会議、被爆者の訴えどこまで、ほんろうされる核軍縮努力」となっており、秋葉市長は欠席を表明した記者会見で「再検討会議での発言日を変更できないかと調整を頼んだがだめだった」と釈明しています。

 いつもは「平和」と「核」の発言だけの市長ですが、やはり「フラワーフェスティバル」という中国新聞と中国放送の「力」には負けたのでしょうか。今回は、5月4日に平和市長会議代表者数名による演説の日が予定されているそうですが、秋葉市長が出席されるかどうか、市長の信念は何なのかを問いたいと思います。

 利己主義を通すことが、長崎市と廿日市市という関係になってしまったのです。秋葉市長が原爆被爆の悲惨さを世界に発信し、核のない世界の構築を自己PRのためだけでなく、人間として真心で論じられるのであれば、山下廿日市市長の心の底からの被爆体験と、そのことが根底にある核廃絶への声を発信してもらうために、広島市長から廿日市市長へ直接依頼できるような関係があってしかるべきではないでしょうか。

 また、この裏には広島県市長会の問題も含まれているのではないでしょうか。それは三好福山市長が死去され、広島県市長会の会長は山下廿日市市長が就任されましたが、このことは県下の市長の信用と信頼が秋葉市長には無かったということです。県下唯一の政令指定都市の市長が市長会の代表になれないこの現実を皆さんはどのように解釈されますか。

 広島県市議会議長会の会長は歴代広島市議会議長ですし、本当のことかどうかは噂の域ですが、広島市行政は財政難を理由に市長会への拠出金の支出まで拒否しているとの話もあります。

 これは、秋葉市長の陰湿な行動の一部か、一部行政の市長に対するご機嫌取りではないでしょうか。このようなことが本当になされているとしたら110万広島市民は広島県民へどんな顔をして政令市としてのプライドを持ち続けることができますか。このようなことが真実でないことを祈ります。

追伸1(バスケットボール世界選手権大会への負担について)

 No.138で述べた「秋葉市長の出版記念祝賀会」のことでもう一つ思い起こすことがあります。それは、平成18年8月19日〜9月3日まで日本国内で開催される『2006年FIBAバスケットボール世界選手権』についてです。

 この大会は、グループゲームラウンドとファイナルラウンドに分けられており、グループゲームラウンドは札幌、仙台、浜松、広島の各都市で、ファイナルラウンドがさいたま市で開催されるようです。広島ラウンドは同年8月19日〜24日に広島県立総合体育館(グリーンアリーナ)で開催され、参加国は6カ国、1日3試合で5日間、計15試合が行われるようです。

 広島ラウンドの開催は、県・市ともに大変喜ばしいことですが、気にかかるのが費用負担の問題です。多額の費用がかかるはずですが、広島市は了承ずみなのでしょうか。一方では財政難を理由に市民の生活圏まで削減の手を伸ばし、全ての事業をカットしながら、この大会に多額の負担をするとすればその政治的な理由は何なのでしょうか。

 現在の財団法人広島県バスケットボール協会会長である今中亘氏(中国新聞社社長)は、この大会を引き受ける直前に同協会の会長になられたようです。それ以前の県バスケットボール協会は、(財)日本バスケットボール協会副会長の民秋史也氏が大きな牽引者であったはずで、同氏は、広島市長選挙の時、大田候補の責任者であったはずです。この大会を広島市で受けるためには今中氏でなければならない理由があったのでしょう。

 今中氏が、秋葉市長の出版祝賀会の発起人を引き受けられた背景も、平成17年度、18年度の広島市のスポーツイベント予算への気づかいなのでしょうか。

 また、参考までに申し述べますと、平成15年11月4日〜11月11日まで広島市の中央庭球場で開催された第12回世界ソフトテニス選手権大会が誘致される際にも大変不思議な現象が起きています。

 それは、広島市は平成15年度に庭球場整備として8910万円の予算を計上していますが、実際には庭球場はほとんど整備されず、8361万1千円を平成16年2月に減額補正されております。

 「印」を押さない例示がここにもあったわけです。平成16年9月市議会は、広島高速道路公社への追加補正にかかる市長の「賭け」発言で紛糾しましたが、本当に広島高速道路公社が困ったのはこの補正予算が通るかどうかという以前に、平成16年度当初予算で可決した同公社への予算を秋葉市長が10月中旬まで決裁しなかったということです。

 前年度の平成15年に庭球場整備で決裁印を押さない行為の面白さを覚えた市長が、広島高速道路公社予算についても同じ行為を行い、世間を騒がし、市民が大きな被害を被る恐れもあったわけです。

 話は前後しますが、結局、庭球場整備は548万8千円の部分補修で終らせています。第12回広島世界ソフトテニス選手権大会は、海部俊樹元内閣総理大臣が組織委員会会長となって運営されたわけですが、32ヶ国から選手280名、役員420名(事業計画書より)が集まったこの世界大会の予算総額は7500万円で、各テニス連盟からの負担金(3300万円)や企業協賛金(2010万円)を見込んだ上で、県・市が交付した負担額が800万円となっています。このことを市民の皆さんは、よく頭の中に入れておいて下さい。

 「梨下に冠を正さず」のことわざがあります。バスケットボール世界選手権の広島大会に対する広島市の財政負担が市民生活に影響がない予算を組み込まれることを望むものです。

追伸2(新球場建設について)

 第3回新球場建設促進会議が平成17年1月14日に広島市役所で開かれました。私たち広島市民はこの会議の成り行きを大きな期待を抱いて見守っています。会議の構成メンバーも特別な限られた人で、社会的にも大きな責任をもった人たちのようです。

 しかし、会議の運営には少なからず疑問を抱かざるを得ません。普通、会議には目的を定めた趣意書や出席者の合意に基づいた取り決めがあり、その目的達成のために全力を尽くすのではないでしょうか。会議の決定事項にも責任を持つというのが通常の手法だと思います。

 しかし、この会議にはこうした取り決めは何もないようです。こうした実態を県・市民や熱烈なカープファンは知っているのでしょうか。私も、この会議の決定が新球場建設に繋がって行くものだと心得ておりましたが、実際は、中味も決定権も何もなく、ただの意見を述べるだけの会議のようです。

 第3回の新球場建設促進会議の出席者から、「何故代理出席が目立つのでしょうか」という質問がありました。単純なようですが、大切な問題です。県・市民の夢や希望を背負って真面目に会議に出席されている人にとっては何故と思うのも当たり前です。
    

 この会議のシステムを調べてみて、市長が意気込んで立ち上げたこの会議は、実は何の権限もない単に意見を申し述べるだけの会議であることがわかりました。代理出席で済むのは当たり前です。このように権限のない会議を主催する秋葉市長は、もっともっと責任のある行動をとってほしいものです。全国のカープファンを失望させることのないよう真剣に取り組んでください。このような私の思いが間違っていることを心から望むものです。

 ここに東京都財政局経理部で作成されたPFI事業に関する説明書があります。事業の発案から契約締結までに要する期間について書かれていますが、参考になればと思い掲載することにいたしました。

■PFI事業の実施
 <事業の発案から契約締結までに要する期間>
 PFI事業では、主に、公共サービスとしての必要性やPFIを適用するかどうかを検討する「事業の発案」から始まり、検討結果をまとめた「実施方針」の策定と公表、PFIを適用して実施する事業であることを決定する「特定事業の選定」、「民間事業者の募集」、「契約締結」等といったプロセスを経て事業を進めていきます。計画規模や事業内容により期間は異なるものと考えられますが、綿密な事前準備や手続きが必要となり、最低でも20ヶ月程度の期間を要するのが一般的です。