私の思い まちづくり・経済・交通 総務・人事 議  会 教育・文化
福祉・医療 平和・交流 その他 総合メニュー

(No.137) 平成17年 1月 6日
        『広島高速4号線高架下の駐車場について』


 市役所本庁舎や区役所などの駐車場の有料化を検討していると聞きました。受益者負担の適正化と歳入確保の観点から行政改革計画にも謳っているものですが、2月定例会に提案されるのであれば、大きな議論になるのは間違いありません。

 ところで、広島高速4号線高架下に駐車場を整備されたまま、約2年間未利用状態になっていることをご存知ですか。場所は、西風新都から広島高速4号線で太田川放水路を渡ったところです。広島高速道路公社が近くの食品会社からある人を介して依頼を受け、平成14年度に同公社が都市整備公社に委託して25台分の駐車場を整備したそうです。










 ところが、駐車場は全く稼動しておらず、フェンスで囲ったままの状態が約2年間続いています。このご時世に無駄な投資をしていると思われるでしょうが、大きな理由があります。

 依頼主の近くの食品会社とは、秋葉市長の後援者(依頼当時)が経営するもので、この依頼を行政へ仲介したのは、秋葉市長の選挙対策委員長を務められた人のようです。依頼主は、駐車場整備にあたっては月極めの賃借料まで了解されていたようです。しかし、駐車場を整備し、いざ契約する段階で料金が高すぎるという理由で不履行になったもののようです。

 市役所駐車場の有料化の話を聞いて、約2年前のことを思い出したわけですが、一方では公共施設を私物化している人が、新たな有料化の施策を打ち出しても、到底、市民の多くは受け入れないと思いますが、皆さんはいかが思われますか。



(※1月7日追加1(独断専行の外部注入論の市民本位の政治))

 私のホームページに標記タイトルの投書が来ましたので、紹介します。
 タックスペイヤー(納税者)である市民が政治の主役であることは自明の理です。現在の広島市政は『一将巧成りて万骨枯る』(功績が目立つ人だけのものとなって、陰になって苦労し働いた人たちの努力が忘れられ、報われないことのたとえ)の有様です。

 相次ぐ市長のパフォーマンスと首うなだれる職員の姿は、実によくそのことを示しています。「市長室からお呼びがかかると断頭台(ギロチン)に登る気がする」そんな表現で事態の大変さを伝えてくれる職員もいます。市長の言うとおりにすると議会がうまい具合にいかないこともあり、本当に疲労もギリギリの状態だというのです。

 市長のブレーンが市役所の中にいないことも理由の一つでしょうが、外部の識者による行政チェックがあまりにも目立ちすぎます。識者の多くは広島市民ではありません。『市民の市民による市民のための政治』はどうなっているのでしょうか。

 市民が行政チェックを行うことは原則だと思いますが、いささか合点が行きません。その結果、否定された案件もかなりありました。都市間競争の時代に要求されるのは都市の独自性と想像力です。そこに住む風土に根ざした生活様式は独自性の重要ファクターの一つです。

 そして、忘れてならないのは広島が平和都市を目指しているということです。世界に向かって核兵器廃絶を求める多くの市民はひとりひとりが心の中に『平和宣言』を持っていることです。市長の平和宣言と違って、それは生活の中にどっしりと根を下ろしています。広島の悲しみを知り、復興のために汗を流した市民は広島を立派な街にするという思いを60年間しっかり守り続けて来ました。

 ある時、お好み焼き屋のおばさんに「広島の街はどうしたらいいのかね」と聞きました。そのおばさんは手を休めず「お好み焼きみたいな街かねぇ」って答えました。お好み焼き屋が持つふれあいと温かさとおいしさを演出できれば、誰にでも愛される街になれると思います。

 広島市民の中には広島のことが分かるたくさんの有識者がおられます。様々な分野の専門家や教授、団体代表などです。そして議員は地域に密着した市民代表であり、こうした活動の大きな原動力です。多くの力を集結して、市民のニーズに応えるべく今年も頑張って働いて下さい。そして、誰もが笑顔で過ごせるように、大衆の中のすぐれた考えを学びそれを実現するため市民と共によりよい広島の街をつくって下さい。

 市民はよく見ているものです。いくら市役所10階を監視カメラや施錠でガードしても、やっていることは全て御見通しということでしょうか。
 改めて、本年が広島市民にとって幸多い一年になることを念じます。
 

(※1月14日追加2(公共事業あり方検討委員会について))

 1月7日の「第1回広島市公共事業あり方検討委員会」のテレビ報道を見て、メディアの一方的な反応に対し少々疑問を感じるものです。「今回の『広島市公共事業あり方検討委員会』は従前の『広島市公共事業見直し委員会』とは違うものにしたい」という地井委員の発想ではないかと思われます。

 その理由として、まず、地井委員から他の委員の方へ発信された内容を抜粋して掲載させていただきます。
 前回との主な変更点は、(下記の)「5.主な事業のその後の経緯について」を、前に持ってくると、見直し委員会を引きずるような印象を与えるために、最後にしたという点です。

<第1回広島市公共事業あり方検討委員会>

日時:1月7日 9:45−12:00
場所:広島市まちづくり市民交流プラザ 北棟5階研修室A
運営案:
 1.座長挨拶−「見直し委員会」の経緯と「あり方委員会」
   発足の趣旨                       10分
 2.委員自己紹介、市長挨拶              15分
 3.「あり方委員会」の議論の方向と進め方(に関する討議)
                                 30分
 4.今後の広島市の公共事業のあり方
              (に関する総論的な討議)   40分
   (休憩)                         (15分)
 5.主な事業のその後の経緯について
              (座長より説明、質疑)
  @ 出島産廃処分場の見直し(資料配布)
  A 段原東部区画整理事業の見直し(資料配布)
     −取り纏め役の間野 博広島県立女子大教授の
      出席を予定
  B ゴミ排出量の見直し(資料配布)
  C 来年度予算編成に当たって(資料配布)
 6.次回で議論すべき課題と日程           10分
 7.その他
注:地井が呼びかける委員会という趣旨から座長選出などのパフォーマンスは省略 等


 何故、平成17年1月という時点での会合なのかということですが、これは市長の平成17年度予算編成に向けてマスコミに対する援護、助力のためのパフォーマンスにすぎないのではないでしょうか。
 その理由として、地井委員が他の委員へ送られた別ペーパーを紹介します。委員会の「趣旨」が述べられている文章です。

 「見直し委員会でできなかったこと」という小タイトルで、「多くの市民や議会そして報道に対しても、『明確な都市づくりのビジョンが読み取れない』などの批判を惹起したであろうことは否定できない。この点については率直に反省したい」と書かれております。

 これは、秋葉市長の言い訳や報道での「議会が一方的に見直し委員会の予算を否決した」との発信が、当時の地井氏の思いとも少々違うことを述べられているのだと思います。

 また、「『分かりにくい委員会』であったにも関わらず、5月14日付けの地元紙の市民アンケート調査結果によれば、『見直し委員会の手法について』の質疑に対して、1位は半分に近い42%が『ケースバイケースで一概によしあしは言えない』と答えており、2位は『しがらみのない見直しで好ましい』が21.5%であり、市民は冷静な目を注いでくれたのではないかと考えている」と分析されております。

 これは、地井委員自身が『分かりにくい委員会』であったと認めているのであり、議会や市民が公平・公正な目で評価し理解できるようなものではないと思います。加えて、メディアの作為とも思われる調査方法についても問題視すべきではないでしょうか。

 そのうえ、「新たに『広島市公共事業あり方検討委員会』を立ち上げることとなった。これまでの『見直しというマイナス型作業』から、『あり方というプラス型作業』に軸足を移すためである」とあります。

 陰湿なイメージを何とか払拭したい思いがいっぱいのような印象を受けます。このことも秋葉市政の陰湿なイメージ、負のイメージを一掃するための作業の一環ではないでしょうか。

 最後に、「広島市は、いま確実な財政再建計画の実現が期待されている一方で、市民のシンボルともいうべき市民球場の再生をはじめ広大跡地の活用なども喫緊の課題となっている」「原爆による焦土から立ち上がったデルタ都市・広島市には、こうした困難な時代状況を克服し潜在的なエネルギーがあると信じたい。私たちは、そのための支援を惜しまない」とあります。

 これら一連の記述からは、『広島市公共事業あり方検討委員会』の必要性は感じられず、自然に市民の活力を導き出せば市民の自助努力で完全に広島市は復活出来るとの結論と同じとも言えます。

 また、この『あり方検討委員会』での川本裕子委員のテレビ画面での発言ですが、「広島市の財政の状況というのは、非常に厳しくて、遠くから見ても心配です。特に広島の街並みは豊かなので、市民は、財政の危機的状況というのを本当に感じられないと思うんですよね。それは全国的に見ても非常に珍しい事態だと…」と発言されました。

 このことは、広島市民が何も考えていない、何も感じていない「ノー天気」な市民であるかのようなコメントであり、秋葉市政が広島市民をどのように感じ、どのように見ているのかが一番明確に表現された証ではないでしょうか。

 この委員会の新しい委員、横山禎徳氏も川本裕子氏もマッキンゼーの出身であり、このマッキンゼー日本支社長であった大前研一氏は秋葉市長とはアメリカで一緒であったと聞いています。大前氏は講師として今度の第1回日米都市サミットで記念講演をされ、横山氏は広島市顧問として平成16年6月市議会に議案として提案された人で現在は市長が委嘱した何らかの委員のようです。

 広島市の歴史、自然、人物の往来等々全て広島市の状況がわからない人の発言であり、最近の人的流れはマッキンゼーという経営コンサルタント中心の偏った流れが生まれているように感じます。

 公平、公正な市政を運営されることと本当に広島市を立派な都市に再生することが市政の喫緊の課題であれば、もっと幅広い見地からの人選と、公平な判断が必要であると思います。全ての広島市民が日本一、世界一住み良い街づくりを望んでいます。
 皆さん、いかがお考えですか。