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(No.113) 平成16年6月17日 『世論の誘導について』

 世論調査は、その調査内容の「公平さ」や実施の方法の「公正さ」「透明さ」が市民に公表されて、はじめて新聞社がやられる調査ではないでしょうか。
 結論ありきの調査方法が公正、公平な調査とは言えないことを5月19日のホームページに述べさせていただきました。
 6月15日の中国新聞には、また同じ手法による調査とその論評が載っていました。紙面を埋める方法としては一番簡単な方法ですが、内容をよく読んでください。メディアにとっては一番やってはいけない方法です。市議会本会議前であり、これから議論し、討論し、議決するわけです。それが市議会の責任です。
 結論ありきの方法は、無責任な圧力と誘導にしかありません。市政に対するメディアの横暴を感じるものです。

 一人一人の議員が本気で議論をする時、結論をはじめに申せとは提案事由を丸呑みせよとの論法と同じではないでしょうか。
 そのため、25人もの議員が調査を拒否したのではないでしょうか。このことの重さを認識してほしいものです。
 60人の議員は、結果ありきの議論をしているわけではありません。市長の説明責任と、提出議案を市民に対して丁寧に分かりやすく説明していただくことを心から望むものです。

(追伸1(太田川渡河部の顛末))

 広島南道路の太田川渡河部について、沈埋か橋梁かの議論ですが、一番皆さんに分かりやすい方法で示してみます。

@  5月14日の中国新聞に、世論調査の結果として「西飛行場『見直し』7割」、「南道路工法『橋』が多数」という大きな見出しが掲載されました。
 この調査の設問の方法の公平さ、設問に対する説明の不十分さ等々は、本文でも述べましたように、結論を誘導する世論調査ではないでしょうか。もう一度5月14日の新聞を見出しだけではなく、文章までよく読んでください。
 この世論調査から秋葉市長のブレがはじまります。無責任さ、都市ビジョンのなさ、広島を愛する郷土愛の欠如を露呈されていますが、言葉の遊びではなく、絵で描ける広島を出してほしいものです。

A  5月22日(土)に突然、秋葉市長が県の田口副知事を訪ねられたようです。このことは県の方から流れた話ですが、何故この時期に市長公舎と副知事公舎がお隣同士とは言え、公人の市長が私的に副知事のところへ陳情に行かれなくてはなりませんか。
 ここから、市職員の市長に対する不信が始まっています。
 当然ながら副知事は、知事をはじめ関係各部へ事の重大さは発信されたはずですし、世の中、一人に指示すれば何日か経てば世間の人は認知したことになり、隠し事は何一つできないのがこの世の仕組みだと思います。

B  5月14日の中国新聞の世論調査の結果の後、悶々としながらも5月18日の市役所の最高意思決定機関である企画関係者会議へはかり、市長の決定事項として5月19日に池上道路交通局長が沈埋トンネル方式を発表されたのではないでしょうか。
 その後の市長の心の動きが何であったかは6月15日の市議会本会議、宮本市議の南道路の意思決定にかかる質問でよく分かります。市長の答弁に「中国新聞の世論調査といったようなこともございました」という言葉が出ています。
 市長は自分の意思は何も持っていないのです。「市民=世論=秋葉市長の政治生命」で、自分がかわいいばかりであり、広島市民や広島市の都市ビジョンは何ひとつ市長の頭にはないということではないでしょうか。

C  5月27日には藤田県知事が突然、広島市役所に来訪されたようです。これは行政の仕組みとして異例のことであり、国、県、市のトップがアポイントなしに来訪することは稀であり、結果が明白なこと以外、上級官庁である県が下級官庁である市役所へ何の予約もなく一人で来られたことが全ての間違いのはじまりです。
 秋葉市長が藤田知事の思い通りに結論を出し、南道路の早期着工に目処がつくのでしょうか。また、5月31日の県市トップ会談の席上、事前の約束どおり「橋」という方針を明確に出されましたか。見直しの表明だけで、結論の先延ばしで結果は明白です。知事への責任転嫁と、市議会の合意が得られないので市議会への責任転嫁であり、いずれにしても自分には責任はないとの発信をされることでしょう。混乱が増幅されただけで何の結論も出てこないと思います。
 例えば、観音地区の都市計画決定の見直しがスムースにいき、観音地区が何とかクリアできたと仮定しても次は江波地区の地上か地下かの都市計画決定の変更です。
 このことは江波地区の住民の間では、「秋葉市長と共産党で江波地区には有料道路はつくらないとの約束がある。同地区に有料道路が通ることは絶対ない」との話がもっぱらのようです。
 観音地区が予定どおりに都市計画決定の変更がなされたと仮定しても、次は江波地区の都市計画決定の変更です。約束の平成25年度の全路線開通は絶対に見込めないものです。

D  5月31日には予定どおり県市トップ会談が開催されました。市民、県民の期待する結論は何一つ出てきませんでした。約束を守らず、結論を出したがらない無責任な人物を信じる人も、為政者として何か間違っていると思われているのではないでしょうか。県政には市政がくちばしを容れることはできません。県政から市政へも助言以上のものは口出ししてほしくないものです。
 正面切って市政への干渉ができるのなら、県知事が広島市長を兼務できるような錯覚を市民へ与えます。

E  6月1日、広島市道路交通局長は山田助役へ辞表を提出されました。市長の慰留も何度かあり、6月3日か4日には山田助役からの手厚い慰留もあったようです。
 しかし、組織の慰留は一度辞表を撤回すれば、その日は大歓迎してくださいますが、次の日からは罪人です。大方の場合、日を経ずして退職を余儀なくされた人を多く見聞きしております。
 池上前局長の国道2号高架延伸工事の中止の件といい、今回の南道路渡河部の沈埋工法の取り止めの件といい、一生懸命のあまり市長を全ての面で信じすぎたことが不幸の始まりではなかったのではないでしょうか?
 世が世ならば、国道2号高架延伸工事も南道路渡河部の沈埋工事も彼の手で立派に完成させ、賞賛されるべき人物であったはずです。本当に広島市にとって貴重な人材を失い、残念でなりません。

 以上、日を追ってコメントしてみました。私自身その場に居た者ではないので、仮定のフィクションの部分も多いとも思います。しかし、世間の話を総合しますと、皆様の思いとそんなにかけ離れているものではないと思います。
 皆さん、いかがお考えですか。

(追伸2(地井座長と「センク21」))

 広島市は、6月3日には段原東部再開発が当初計画どおり進めることと決定し、6月10日には出島埋立地区も出島地区廃棄物埋立護岸工事が現行計画どおり実施すると発表をされました。
 地井座長は「私個人としては出島の工事を止める気は全くない」との発言をされているようですし、「段原にしても検討会をつくるが、出島はコンサルタントに任せるやり方でよいと思う」との発言もあったようです。
 このことは、公共工事見直し委員会は全て結論ありきの構想ではないでしょうか。

 以下に、地井座長とあるコンサルタントの間で水面下の動きがあったようなので紹介します。

 まず、本年2月24日に地井座長は市職員を交えた打ち合わせで次のように発言されています。
 東京に本社があるコンサルタントで「センク21」という会社がある。ここに私の先輩で福屋氏という人物がいる。この人に現地を見てもらって、どんな検討ができるか、金額がいくらになるのか考えてもらったらいいと思う。
 検討内容は、出島地区の1工区や3工区に場所を変更した場合のコスト面やスケジュール等を含めた技術的な問題になるだろう。具体的に検討するようなら数百万円程度になるのではないか。
 段原は検討会だが、出島はコンサルに任せればいい。ただ、コンサルが、県が関与するコンサルだと困る。私が福屋氏に連絡する。

 その後、3月1日に地井座長と福屋氏が秋葉市長を訪ねて、調査検討の挨拶を行っているようです。さらに、3月2日の午前には福屋氏は都市整備局と協議し、その日の午後には地井座長と都市整備局で現地視察を行っています。
 そして、3月12日には、恐らく随意契約だと思いますが、市との契約を交わしているようです。
このことが何を物語っているのか、賢明な皆様にはご理解していただけると思います。

(契約内容)
 業務名…出島地区廃棄物埋立護岸整備に関する
       技術的検討業務
 業務対象場所…広島市南区出島二丁目地先
 委託期間…平成16年3月10日〜平成16年3月31日
 契約金額…919,800円
 施行者…東京都中央区日本橋堀留町二丁目10番9号
       潟Zンク21
       代表取締役 福屋正嗣

(参考)
 「潟Zンク21」
 代表者…福屋 正嗣
       (68歳、島根県出身、東京大学卒)
 営業種目…漁港・港湾に関係するコンサルティング
 資本金…43,000千円
 従業員…42名
 営業所…中国地方では松江、山口(広島にはない)
 業 績…1,095,183千円(2002.3)
 なお、潟Zンク21は、広島市の登録業者(競争入札参加資格者名簿への登録業者)には入っていません。

(追伸3(西飛行場と岩国飛行場の関係))

 6月4日の中国新聞に「広島市の上空で米機目撃情報」とあります。5月18日に米軍機の目撃情報があったことも明らかにされております。米軍機は3月18日夜も市上空を飛行し、爆音情報などが相次ぎ、市は同基地に抗議文を出したとあります。また、同日の中国新聞には低空飛行訓練1.8倍に急増ともあります。
 平和を希求する広島市にとって、岩国飛行場の存在は大変重要な位置にあります。また、広島市にとって西飛行場の存在は大変意義のあるものです。
 西飛行場があることにより、ここの官制圏は用倉の広島空港になっています。もし西飛行場がなくなれば、広島市は岩国飛行場の官制圏域になります。
 皆さん、ご存知のように、岩国飛行場は米軍海兵隊の最前線基地です。国際文化平和都市を希求する広島市の西飛行場は広島市を平和都市として守る最前線基地なのです。政治戦略の上でも西飛行場があるとないとでは岩国飛行場に対し無言の影響力を持っているのです。

 平和運動を基本とされる秋葉市長がこんな単純なことが理解できていないことはないと思います。西飛行場がなくなれば広島市上空には米軍機が毎日毎時飛来しているのです。核抑止力という言葉がありますが、西飛行場は軍事飛行場に対する抑止力です。
 国際平和文化都市としては、平和戦略のためにも絶対に必要な施設なのです。
 懸命な市民の皆さん、いかがお考えですか。

     
             図.岩国飛行場
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               図.広島・岩国
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