私の思い まちづくり・経済・交通 総務・人事 議  会 教育・文化
福祉・医療 平和・交流 その他 総合メニュー

(No.105) 平成16年4月5日
       
『新球場建設問題と広島東洋カープ存続の危機』

 プロ野球ファン待望のペナントレースが始まりました。つい半年ほど前は、夢と希望を抱いていた新球場建設構想が現在は白紙に戻り、カープ存続の危機さえ感じる複雑な心境で開幕を迎えました。

 小関順二著の『2004年版プロ野球問題だらけの12球団』には、私たちの不安感を増幅させるかのようなことが書いてあります。
 まず、「まえがき」部分から紹介します。

 1リーグ制、フロント、プロ・アマ、球団経営、メジャーリーグ〜現在の球界を読み解くキーワードがこれらの動きと見事に符合する。1リーグ制になれば2球団が淘汰ないしは吸収される。それを敏感に察知したロッテ、オリックスは大補強を敢行し、日本ハムは精力的な補強に加え、今季からの札幌移転を果たした。それとは対照的に広島は新球場構想が白紙に戻り、近鉄は球団赤字軽減をめざした球団名売却案が空中分解し、ダイエーは球団売却を今年秋に控えていると言われる。

 体力が弱ったものから順に殺される野性動物社会の掟、弱肉強食を思わせる移籍劇。殺されたくなかったら自分で立ち上がれ、とも言わない。いきなり喉元に食らいつくような容赦なさである。かつての『護送船団方式』と呼ばれた共存共栄思想はどこを探してもない。身を守るためには資本を投下して強いチームを作る。その徹底が現在の球界では『正義』になっている。

 野球界だけではなく、現代社会にも見られる内容です。政・財・官のいずれも強く生き残る方法を模索している時だと思います。

 次に、本文の広島東洋カープ編の内容を紹介します。

《見出し》 12球団ワーストの観客動員力が悲しい
《見出し》 新球場構想がパアになって人気回復策はゼロから再スタート

 事業計画案を見ているうちに気になったのが採算計画の項目。ここは『年間最大150万人の入場観客数での採算計画』という見出しがあり、(中略)新球場に観客が年間150万人以上訪れなければすべては絵に描いた餅。(中略)昨年の広島の観客動員数は12球団中最低の94万6000人。1試合平均1万3500人で、前年比マイナス9.6%。150万人はおろか120万人の観客動員でさえおぼつかない。
 救いは、(中略)新球場建設プランが完全消滅していないこと。しかし、カープが本気になって観客動員の増加に取り組まなければ本質的な問題解決には至らない。
 強くなっても客がドッと押し寄せるのかといえば首をかしげざるを得ない。過去に記録した観客動員数大幅アップは初優勝の75年(64万9500人→120万人)、日本シリーズ初制覇の79年(106万人→145万4000人)くらいで、連続日本一を達成した80年には逆に14万人減っている。

 カープファンだけでなく大多数の広島市民が、カープの元気が広島を元気づけるものと信じています。今こそ一致団結してカープを盛り上げる方策を講じるべきだと思います。
 そのためには、広島東洋カープが何をすべきか、また、カープファンをはじめ県民、市民、県市行政、議会、財界等が一致団結してどういった形で広島東洋カープをバックアップできるのか、今一度明確にすべきです。
 1試合平均2万人が入れば年間約140万人です。これまでの最大ピーク時に匹敵する数値になります。
 2万人が足を運べる器づくり、仕組みづくりに、市民一人ひとりが参画できる日が1日も早く来ることを望みます。