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(No.51) 平成15年6月4日 『広島高速交通鰍フ人事について』

  5月23日の中国新聞の記事を読んで、前々から噂のあったことが現実になるのかと背中から冷水を浴びせられたような思いがしました。私たちがこよなく愛している郷土広島が、市長の個人的なエゴで「秋葉市」に急速に変貌していくのかと心底憂えるものです。このことが私一人の取越し苦労であればと願うばかりです。
  この記事とは、広島高速交通鰍フ人事のことです。同社社長には西武建設叶齧アの中村良三氏が就任するとのことですが、同氏は、現在貨物ヤード跡地利用構想で、秋葉市長の代理としてチーム・エンティアムと交渉されているそうです(もちろん市の職員ではないので、実名は出さず「西武警察」と呼ばれているそうです)。

  今回の人事に限ったことではありません。
  企画総務局理事であった猪爪範子氏、広島平和文化センターの新理事長に朝日新聞から転身した斎藤忠臣氏、前の広島市情報化懇話会委員(現在は解散)で現在は広島・長崎講座の主要メンバーである早稲田大学教授の山崎芳男氏、広島平和研究所所長の福井治弘氏、相模原市から突然転出し中央図書館長に就任された山本宏義氏など、どうしても私たち広島人は「何故」という気持ちを抱かざるを得ません。
  これらの人材は全て秋葉市長個人の人脈の中からの選んだに過ぎず、広く人材を「公」のうちから選んできたというものではないと思います。

  広島高速交通鰍ノついて少し詳しく申し上げます。
  4月9日の中国新聞で、会社側は「極限まで自助努力しても経営健全化は難しい」と公的支援を要請し、それに対して市長は「いろいろな面で可能な援助を行いたい」と市税投入も含め支援策を検討する意向を示しています。5月13日の紙面には、同社は公的支援を受けて本年度下半期にも見込まれる資金ショートを回避し10年後には単年度黒字転換を目指すとしております。6月1日の社説には、公的資金を投入するのであれば、会社の極限までの自助努力とともに市全体の交通体系を早急に洗い直すべきとしています。
  市主導で建設されたアストラムラインの経営が行き詰まっている原因が会社だけにあるのではないことは誰の目にも明らかです。しかし、市長は第三セクターである広島高速交通鰍フトップだけに経営責任を取らせようとしています。第三セクターの出資者、監督者としての市の責任はどこにあるのでしょうか。アジア競技大会に向けて長楽寺から広域公園まで政策的に延伸したことや、その後高速4号線を建設しバス路線が導入され利用客が減少したことなどが一番の要因なのではないでしょうか。
  沿線の団地は成熟化し今後大幅な乗客増は見込めない中で会社のトップを挿げ替えて経営健全化の見込みはあるのでしょうか。金利軽減のための市税投入(貸付金)は会社の損益面には貢献すると思いますが、果たして市には回収の見込みがあるのでしょうか。また、会社がこうした状況にもかかわらず、今後、計画路線で最も乗客の少ない己斐までの延伸を優先して着手しようとしています。どう考えても市の施策はちぐはぐしているとしか思えません。
  中国新聞が言っているように市全体の公共交通体系の見直しが必要だと思います。その中で会社の経営にもメスを入れるべきです。加えて、広島は本当に人材不足なのでしょうか。市民一人一人がもう一度考え直してみるべき問題だと思います。


  (追伸1(元気な広島づくりのために))

 落合信彦著の『今がどん底―這い上がるしかないじゃないか』という本のプロローグの一文を紹介します。
 「ある人間にとって一番嫌いなもの―例えばネズミが突然部屋に入ってきたらどうするか?
 心理学の基礎で学ぶことでもあるが、パニック状態での人間の反応は三つしかないという。
@ 一つは、驚きと恐怖でその場に立ち尽くしてしまう。いわゆるフリーズだ。
A もう一つは、キャーと叫びながら逃げ出す。
B 三つ目が、攻撃に移ってネズミを叩き殺す。
 このような苦境に陥った時にどう対処するか。
 多くはAの現実逃避であろう。ネズミと違い現実的には社会から逃げ出すことができないが、50%以上はこのタイプに入るに違いない。
 次に@で、『もう、どうでもいいや』と無理やり現状に満足させてしまい、斜に構えながらのうのうと生きる人で30%ぐらいいるだろうか。
 Bの『何とかこの状況を打ち破ってやろう』という人はごく少数でしかない。もしかしたら2%がいいところかもしれない。『自分が自分らしく生きるには、どうしたらいいのだろうか』としっかり問題意識を持っている。このタイプがBだ。」
 この本を読んで、今の広島市を思うことは、「何とかこの状況を打ち破ってやろう」という気概の持ち主が一人でも多くいなければ、元気な広島づくりの源となれないのではないかということです。


  (追伸2(広島西飛行場…東京便復活の思い))

 先日の小泉総理とブッシュ米大統領の日米首脳会談の報道で、「米軍横田基地の軍民共用を検討」という記事がありました。
 横田基地の軍民共用案は石原東京都知事が以前から言い続けてきたことですが、これが日の目を見ることになれば、国内線の枠が広がり広島西飛行場の東京便復活という朗報に繋がればと思います。今後、東京便復活を本格的に運動するにあたって、大きな原動力になればと期待します。